[180:14] ステムベアリングの締め付け
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名前:うつ
:2005/10/25 (火) 11:01 No.426
- "'02 ST4S、走行42,000キロで、Fブレーキローターとキャリパーとマスターを交換しました。ローターはALTH(アルト、モトコルセが輸入販売)、キャリパーはBLEMBO4パッドキャスティングです。
おかげでブレーキの効きは劇的に良くなったんですが、ブレーキジャダーが半端じゃなく出てしまいました。特に40〜60KMHあたりで激しく出ます。とりあえずステムベアリングを新品に交換して多少改善したんですが、走り込むうちにまたジャダーが大きくなり、ステムベアリングを更に増し締めしました。
ドカのステムベアリングって、ハンドリングが重くならない範囲で、おもいっきり締めこんでしまっていいんでしょうか。ちなみにSTのベアリングはモンスターS4や一部の916系と同じボールベアリング&レースです。
どなたかご存知の方、教えてください。"
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名前:よしざわ
:2005/10/31 (月) 18:19 No.454
- 以下、参考までのお話・・
> 左が約0.1mm、右が約0.3mmでした。この0.3mmというのはドカの許容値ぎりぎりのところだと言われました。
・私は熱で歪んでしまったローターを業者に修正研磨に出したことがあります。ひずみが激しかったゆえか、修正後でも0.1mm程度の歪みが残ってしまい、確か、これ以上の研磨をすると使用限界を超えてしまうかなんかで、結果的に修正不能という判断となり、先方からの申し出により工賃をタダにしてもらったことがあります。(歪み0にして、はじめてお金をもらう仕事と認識しているのでしょう。実際のところ、それがリアブレーキローターだったためか、0.1mmの歪みでも十分、違和感無く使用できました。ですから、先方がその事実を黙っていたとしても、きっと私がクレームを言うことはなかったでしょう。)
たしかに0.3mmという数値は、マニュアルに指定してありますが(ただしリアディスク(リジットマウント)に対して)、0.3mmでOKではなく、”要交換”のレベルなわけです。そもそも新品だったローターに許容値いっぱいの歪みがあること自体が異常事態に思われます。
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名前:うつ
:2005/10/31 (月) 20:39 No.455
- よしざわ様、アドバイスありがとうございます。
キャリパーを片側ずつ交互にはずしてテスト走行という暴挙に出たところ、右側のブレーキがジャダー発生源と確認できました。やはり右ディスクの歪みが原因だったようです。
右ディスクについては、取り付けしたショップと販売元のモトコルセさんで対応してもらえることになりました。色いろとお騒がせしましたが、何とか決着がつきそうでほっとしています。
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名前:名無しさん
:2005/10/31 (月) 20:44 No.456
- AL○Hのディスクは糞ということでFA?
それとも単に取付け方が悪かった?
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名前:うつ
:2005/11/01 (火) 08:34 No.457
- ALTHのディスクは、真円形の方は問題がないようですが、私のは当時在庫がなかったため「ステラ」というウェイブタイプのディスクになりました。このタイプでは、すごく効くキャリパーやパッドと組み合わせると問題が起こることが希にあるようです。私と同時にV-RAPTORにALTHの真円形ディスクと999のフォーク&ラジアル4パッドキャリパーをつけた人はまったく問題が出てないそうで。
ブレーキの効きや熱だれしないという点については申し分ないし、デザインがイタリアンらしく綺麗で、基本的には気に入ってます。気になるのは、アウターがステンレスなんですが鉄分を多く含むそうで、錆びが出ることですかね。
もちろん、コストパフォーマンスとなると国産のサンスターを一押しするドカショップもありますね。半額で買えますから、サンスターを買ってインナーディスクを好きな色にペイントしてもおつりが来るでしょう。
私としては、強力なメタリカのパッドでもジャダーが出なくなってくれれば最高だと思ってます。
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名前:よしざわ
:2005/11/01 (火) 19:40 No.458
- > アウターがステンレスなんですが鉄分を多く含むそうで、錆びが出る
揚げ足を取るつもりはありませんが、これは看過しづらい表現ですね。ステンレス鋼の主成分は鉄(およそ70%〜90%)ですから。あえて言うなら、「鉄分を多く含む」ではなく「クロムの含有量が低い」ということになるのかも?(ホントにそうかは知りませんが・・・)
参考までに、ステンレス鋼が錆びない理由は、そこに含まれているクロム(およそ10%〜20%)が金属表面で空気酸化することで、表面に不動態を形成するからです。
不動態とは腐食に抵抗する酸化被膜のことで、溶液や酸にさらされても溶けることが無く、物理的に傷ついたり剥がれたりしても再生されます。(特定の条件下では、この強固な皮膜も破壊されることもあります。これがステンレスも錆びる原因です。)
ちなみにこれはアルミが錆びない理由と同じですね。(酸化アルミニウムが不動態。カスタムパーツで有名なアルマイト(陽極酸化皮膜)は、この不動態を人為的に形成したものです。)
ちょっと本筋からずれてしまいました・・・
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名前:うつ
:2005/11/01 (火) 20:34 No.459
- なるほど。ステンレスは錆びないという迷信を信じ切っていた私には新鮮なお話でした。
本件の場合、錆びるのはディスク外周やホールの断面で黒く塗装してある部分です。よって美観を損ねるというのがとりあえず主要な問題かと。黒の錆び止めでも塗ってやろうかと考えてます。
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名前:うつ
:2005/11/12 (土) 20:44 No.472
- 右ディスクのアウターローター交換で解決しました。メタリカのパッドでもジャダーが出なくなりました。ブレーキの効きは最高です。
右ディスクをばらして定盤に乗せ歪みを測ってもらったところ、インナーディスクは歪みゼロ、アウターがわずか0.1mmの歪みでした。
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名前:名無しさん
:2005/11/13 (日) 02:05 No.473
- そんな些細な歪みでも回転させるとえらい影響があるんですねぇ・・
シビアなもんですね。
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名前:うつ
:2005/11/13 (日) 10:58 No.474
- 今回2軒のショップで見てもらったんですが、恐らく普通の2枚パッドキャリパーなら問題なかったんではないかとのお話。4枚パッドはブレーキシステム全体の精度が要求されるようです。
現行ドカの倒立フォークはキャリパー取付ピッチが65mmなので、ブレンボの4パッドキャリパーがボルトオンで付きます。キャリパーは1個2万〜2万5千円程度で買えるのでお手軽チューンアップと思ったんですが、ブレーキホースも要交換で、ローターも新品にする必要があり、結構コストがかかりました。
ただ効きは比較にならないほどよくなるので、ブレーキに不満のある方はトライする価値はあると思います。特に夏場の峠の下りでは、熱だれがほとんどないので安心です。あと、1軒のショップではディスクはサンスターで十分と言ってました。Althやブレンボ純正の半額位ですから、コストを抑えられますよ。
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