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900SSのリアバンクが始動時にカブル
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1
] 名前:
トミー
:2005/07/16 (土) 23:11
No.130
こんにちは、はじめまして。
いつもこのサイトにはお世話になっています。
900SSFEのトミーです。
さて、自分の愛車は始動時によくリアバンクだけプラグがカブリます。
プラグを外すとガソリンで湿っていて、ブレーキクリーナーを吹きかけてはめてやれば始動できるのですが。
走り出すと何の問題もなく走れてしまい、エンジンさえ暖まっていれば同じようなことにはならないのですが。
いったい何が原因なんでしょうか?
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7
] 名前:
トミー
:2005/07/18 (月) 14:19
No.136
>よしざわさん
毎回ありがとうございます。
えーと、キャブのパイロットスクリューというのはどこにあるパーツですか?
それはエアクリーナーボックスを取り外さなくても構えるパーツなのでしょうか。
メカにあまり詳しくないものですみません。
キャブといえばフロート室からからガソリンを抜くドレンしかかまったことがないもので。
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8
] 名前:
よしざわ
:2005/07/18 (月) 18:17
No.137
"
http://www12.plala.or.jp/monti900/jpg_img/cab1.jpg
ここに写真がありました。
キャブの下側にあるのでエアクリーナーボックスを外す必要はありません。
ただし、特殊な形状のマイナスドライバーが無いとスクリューにアクセスできません。(専用品も用意されていますが、普通のマイナスの横の張り出しをグラインダーで削って専用工具を作ることもできます。)
スクリューが固着していることもあります。軟らかい真鍮でできていますので、無理にまわすと簡単に壊れてしまいます。注意が必要です。
なお、ここはシビアな調整が要求される個所なので、どういう役割を果たしているものかも分からないのであれば、触るべきではないでしょう。
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はじめに左右のスクリューを慎重に締めていき、何回転緩めて(戻して)あったかを調べます。正常であれば、これが左右で同じか1/4回転程度の差であるはずです。(おそらく4〜5回転戻しの間)
もしここに問題があるとすれば、カブる側のスクリューがより多く戻っているはずですから、正常な側の値にあわせます。
作業中、何回転戻しているのか見失いやすいので、私はドライバーの柄に印を付けています。
万一、調整位置が分からなくなった場合、前閉状態から開く(戻す)方向にスクリューを回していき、アイドルスピードが一番上がる位置を探っていきます。最終的には1/2戻して1/4進める、といった微調整を行います。1/4以下の精度は必要ないと思います。
調整が終わったらブリッピングすると、たいてい回転が変化しますので、その場合、アイドル調整ネジで(パイロットスクリューではなく)、アイドルスピードを規定値(1,250rpmあたり)に合わせます。
(実は上記は便法で、本式の調整とはちょっと違うのですが、これで問題ないと思います。)"
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9
] 名前:
トミー
:2005/07/18 (月) 18:46
No.138
>よしざわさん
とてもわかり易い写真と解説、本当にありがとうございます。
早速明日ためして見ますね。
おそらくリアバンク側のキャブレターに問題があると考えられますので、フロントバンク側と同じ値にあわせてみようと思います。
そこでまた質問なのですが、リアバンク側は冷却効果を上げるためにフロントバンク側よりも少しガスを濃くしていると聞いたことがあるのですが、このパイロットスクリューも同じことなのでしょうか?
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10
] 名前:
よしざわ
:2005/07/19 (火) 12:06
No.140
> リアバンク側は冷却効果を上げるためにフロントバンク側よりも少しガスを濃くしている
たしかにそういう時代もありました。私の知る限り、そういうセットはパンタモデルまでで、それ以降のモデルは(一部を除き)工場出荷時の燃調は、前後バンクとも同じです。(それがベストである、と判断しているかどうかは別にして・・・)
実は、「リアを濃くする」のは「理想的な燃焼を追求する方向性とは逆」にある、ということは知っておいて損は無いと思います。というのも、空気中に含まれる酸素濃度は温度が高くなるほど薄くなるので、理想的な燃焼に必要とされるガソリンの量は少なくなるからです。
このことは、ほとんど常にリアバンクのプラグの方が、前のプラグよりも、より多くのすすが付いている・・・より濃い傾向を見せている、ということでも確認できます。
というわけで・・・むしろリアを薄目にした方が「理論的には」パワーは出るはずなのです!が、そういう理論的な要求よりも、ファクトリーは、リアを濃くする選択を行っていたことは興味深い事実だと思います。
長い余談になりました・・・さて本題のパイロットスクリューの件ですが、これはごく低速域の燃調を調整しているのですが、先に書いたやり方のとおり、原則、「エンジンが要求する量を提供する」という姿勢ですから、恣意的に濃い、薄いの操作を加える必要は無い、といえましょう。
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11
] 名前:
よしざわ
:2005/07/19 (火) 12:11
No.141
■訂正
8で「前閉状態から開く(戻す)方向にスクリューを回していき」と書きましたが、全閉からではアイドリングしないので作業がしずらいですね。「全閉」を「ある程度、戻した位置から(3回転くらい)」に訂正いたします。
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12
] 名前:
トミー
:2005/07/19 (火) 19:45
No.143
>よしざわさん
いつも明確な回答ありがとうございます。
特別に濃くも薄くもする必要がないようですので、正常なフロントバンクにあわせてみようと思います。
タイミングベルトを明日、明後日には交換する予定ですので、カウルを外すついでにパイロットスクリューのほうをかまってみようと思います。
ショップへ相談するよりも(あまりそういうことをユーザーにやってもらいたくはないところが多いですね)こういう実体験者の意見が聞けるサイトを利用するほうが内容の濃い情報が手に入りますね。
私のような『メンテナンスを実践するのもバイクに乗る趣味のひとつ』と考えるライダーにとってはここでの情報はとても重宝します。
また分からないことがありましたら相談させてもらうことがあると思いますので、そのときにはよろしくお願いします。
よしざわさんありがとう!
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13
] 名前:
名無しさん
:2005/07/19 (火) 21:30
No.144
タイミングベルトを自分で交換して痛い目を見る人も多いけどね
ガンガレ
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14
] 名前:
トミー
:2005/07/21 (木) 20:17
No.147
今日タイミングベルトが届き、それの交換と一緒にパイロットスクリューも見てみました。
そうしたら驚き、正常に機能しているフロントバンクのほうは全閉から2/5回転しか戻っていなかったのです。
カブルほうのリアバンク側をフロントバンク側にあわせてみたら、アイドリングが1000rpmに下がりました。
この状態は上記のよしざわさんが紹介してくれた方法で、両方のパイロットスクリューを調整したほうがよいのでしょうか?
それとすみません初心者なもので、上記に記載されているブリッピングとはどういう意味でしょうか?
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15
] 名前:
名無しさん
:2005/07/22 (金) 02:19
No.148
両方共同じ要領ですよ。
ブリッピング・・アクセルを煽ること
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16
] 名前:
トミー
:2005/07/25 (月) 12:05
No.155
先日パイロットスクリューをかまってみました。
アイドリングの変化がなかなかつかみ難かったものの、全閉から1.75回転と意外に少ない値でおそらく最大になったものと思います。
それからというもの、リアバンク側のプラグもカブラなくなりました。
アイドリングが低くなってしまったように感じますので、それも含めてこれからは調整を習慣付けようと思います。
よしざわさんをはじめ皆さんの的確なアドバイスに感謝!
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