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電気式タコメーター

[1] 名前:YS :2008/09/15 (月) 13:32 No.1529
皆さんこんにちは。95年式のM900に乗っています。
私の車両はタコメーターが付いていないので電気式のタコメーターを付けようかと思っています。
みなさんの中で取り付けされた方はいらっしゃいますでしょうか?
組み合わせるイグニッションによっては誤動作があるらしいですが、ドゥカはどうなんでしょう・・。
あと、ドゥカの許容回転数はどれ位なんでしょうか?
どこまでも回る感じが怖いです・・。
みなさんのご意見お聞かせ下さい。

[2] 名前:GOGO :2008/09/19 (金) 07:45 No.1531
タコメーターが無いのは不便で不憫ですね。
僕のは付いているので、意見できませんが・・・
回転数はリミッターがついているんじゃないのですかね?



[3] 名前:よしざわ :2008/09/19 (金) 15:52 No.1532
 2気筒にも使えるものとして売られている汎用タコメーターの大部分は付くでしょう。(信号をプラグコードから取るものよりもイグナイターから取るものの方が、動作は安定していると思われます。)

 許容回転数ですが、9,000回転/分あたりです。キャブ車にはリミッターは付いていません。

 以上、ご参考まで

[4] 名前:YS :2008/09/24 (水) 00:21 No.1543
GOGOさん、よしざわさん回答有難う御座います。
9000rpmですか・・・。
デスモドロミックの構造上もっと回ると思っていましたが、案外回らないんですね。バルブサージングなど皆無ですし・・・。
やはり2気筒でピストン重量がある為ですかね。
タコメーターを付けて今度試してみます。
有難うございました。


[5] 名前:電気式 :2008/10/04 (土) 12:37 No.1570
確かに、バルブ周りに関してはデスモドロミックということもあり理論上はどこまでも回るのでしょうが
それ以外の部分は普通のエンジンと変わらないですからね。

ちなみにM900は、7000rpmがピークでそれ以降はダラダラと下がっていきますから
回しても無駄ですよ。

以下、思ったことを徒然と....

昔は、DUCATIのレッドゾーンはデッドゾーンとか言われていた時期もあったと記憶していますが
キャブ時代のモデルにはレブリミッターもなかったですし「回すなよ」ってことなんでしょう。

以下に、構造的に回してはいけない理由と、回らない理由を考察しておきます。

まず、回してはいけない理由。
ピストンスピードの限界があることそのものはどのエンジンでも同じです。
DUCATIの全モデルの許容回転数とピストンスピードの関係性を調べるとなかなか面白いです。
2Vは、ほとんどすべてで20m/s前後、4Vは22〜24m/s前後となっています。
当たり前といえばあたりまえですが、レぶリミットはこのあたりから決定されているようです。
2V系は、ピストンのデザインが4V系に比べると質量・形状ともに高回転化させるためには
最適化されていません。
ですので、無視してブン回すとピストンピンの根元からピストン側がちぎれたり、コンロッドが折れたり
することがあります。

回してはいけない理由のもう一つが、バルブ周り
たしかにデスモドロミックは、サージングやバウンス、バルブジャンプもないからどこまでも
回るのでしょうが、バルブ周りの部品に質量がありエンジン速度に比例して慣性が増えることは
デスモ以外のエンジンと何ら変わりまありません。
高回転になると、まず最初に厳しくなるのがハーフリング。こいつが耐えられなくなり割れます。
バルブリフト量やカムプロファイルにも関連しますが、モデルによってはハーフリングではなく
ハーフコーンと呼ばれる円錐形のコッタ(いわゆる普通のコッタ)が採用されているモデルもあります。
そのほかには、ロッカーアームも負担が大きくなります。バルブクリアランスとの兼ね合いもあり
バルブは常に2本のロッカーアームの間にある隙間の間で動きますが、回転が上がるとロッカー
アームを叩きこれがメッキ剥がれなどの要因になります。

慣性力は、速度(加速度)x質量であるといえますが、4Vに比べると2Vはバルブも大きく重いですし
ここの部品にかかる負担は大きいです。ですので高回転だと、問題が生じることがあります。

ですので、設定されたレブリミットというのは設計者の愛であり、これ以上回すと壊れますよということです。
むやみやたらに回してもいいことないです。


つぎに回らない理由ですが、これはキャブ時代のエンジンに言えることですが
点火時期とカムプロファイルの問題によるところが大きいです。
M900や900SSでは、ピークパワーは7000rpm付近でそれ以降は回してもパワーカーブは
なだらかに下がっていきます。
おもに、点火時期が関係していると私は思います。この時代の点火はアナログの点火モジュールで
2600rpm以降は点火時期固定で一切変わりません。ここが7000ピークの最大の要因だと思います。
900空冷よく似たST2は、ECUで点火もコントロールしていますが、こちらはピークが8500になっています。
(カムプロファイルも異なりますが、、、)
ですのでこのあたりの問題を解決すれば、もっと上でパワーが出るようになると考えられます。
あとは、カムプロファイルやボアの大きさなんかも関連しているでしょう。
たとえば400SSなんかはピーク10000rpmですしね。


ちなみに、ST2のレブリミットも9000rpmですから、動弁系の問題を解決しない限りは
このあたりが限界ととらえるべきでしょうね。
壊れるリスクを覚悟するか、動弁系を軽くするとかの改良をするかのどちらかにおいては
もう少し回せるでしょうけどね。




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