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スイングアームのシム調整

[1] 名前:名無しさん :2007/06/17 (日) 00:57 No.1073
ド素人です。
スイングアームピボットですが、それなりに薄いシムが入っていました。
ここのクリアランスは結構厳密に管理されているものなのでしょうか。
ゲージで計るにしても、結構バラつきそうに思えています。

自分としては手で揺すってガタがなければ良いかという程度に考えていたのですが、妙に薄いシムが入っていたことから気になっています。
整備慣れした皆様は、どの程度の管理をされていますか?よければ教えて下さい。

[2] 名前: :2007/06/23 (土) 16:50 No.1075
0.1mm程度と聞いたことがあります。
私のは0.15mmぐらいありますが・・・
ガタが大きいとエンジンオイルで潤滑されているとはいえ悪いことは想像がつきますが・・
シムも0.1単位で用意されていると思いました。
どうなんでしょうか?

[3] 名前:よしざわ :2007/06/24 (日) 12:44 No.1076
> シムも0.1単位で用意されている

 ある時期では、0.1mm、0.2mm、1.8mmのシムが設定されていますので、やはり0.1mmのオーダーでガタを取れということなんでしょうね。

 あまり熱膨張するようなところでもなさそうなので遊びは考えず、スイングアームがスムーズに動く範囲で、ピッタリに合わせればよいのではないでしょうか。


> ガタが大きいとエンジンオイルで潤滑されているとはいえ

 ピボットがエンジンケース内部とつながっている(潤滑を共有している)のは90年くらいまでですね。(モデルでいえば、最初期のパンタから、いわゆる'89-'90 SSまで)これらのモデルはアクスルシャフトが後年式に比べ太く、軸受けにはプレーンメタル(砲金)が使用されています。

 それ以降は、クランクケース内部とは隔離され、軸受けにはニードルローラーベアリングを使用、エンジンオイルとは別の機械油で潤滑しています。

 で、この個所のガタが大きい場合、極端に言えば、力が掛かったときに(ほとんど常に力は掛かっている)タイヤがスイングアームごと横方向に動くということです。

 実際は動いたとしてもほんのわずかであり、それがハンドリングにどれほどの影響があるかは分かりません。また、チェーンラインは左右5mm程度は余裕があるというのでともかくとして、ピボット部分のベアリングに与える影響(最悪、破損する)はあるのでないかと思います。

[4] 名前:電気式 :2007/06/25 (月) 04:42 No.1080
きつくなるまでシムを入れて、そこから0.1薄くするのでいいのでは?
クランクケースが熱で膨張するので、きつ過ぎると動きが悪くなりそうです。

0.1のシムは薄いので、シャフトを通すときにちぎってしまわないように注意が必要です。
シャフトの先に、円錐状のガイドをつけて押し込むと、うまくセンターが出ます。
ずれていても0.1だと、あまり抵抗がなく千切れます。

シャフト径が28mmのものは、砲金ブッシュ
20mmはニードルベアリングです。
916以降のSBKやムルティストラーダは、スイングアームにベアリングがあるので、クランクケースはただの穴です。
似たような片持ちの、MH900eやS2/4R系はケースにベアリングがあります。

[5] 名前:よしざわ :2007/06/26 (火) 17:41 No.1084
 「スイングアームがスムーズに動く範囲で、ピッタリ」と「きつくなるまでシムを入れて、そこから0.1薄くする」。[3]、[4]で意見が割れたのか、同じことを言っているのか判断付きかねますが(笑)・・・調べてみました。メーカーのサービスマニュアルにちゃんと出てましたね。

 公式な答えは "Permitted side play 0.1mm"、すなわち「遊びの許容限度が0.1mm」です。言い換えれば、0.1mm+αの遊びがあったら0.1mmのシムを入れろ、ということです。(それ以下のガタ=遊びはシムがないので取りようがない)

 なお、マニュアルには、「0.1mmの遊びがあったら、右側に0.1mmのシムを、0.3mmの遊びがあったら、右に0.2mm、左に0.1mmのシムを入れる。(右側に常に厚いシムを入れる)」と書いてあります。すなわち、用意されたシムではセンターを出せない場合、必ずスイングアームを右に寄せることで対処するわけですね。


[6] 名前:名無しさん :2007/07/01 (日) 00:04 No.1088
なるほど。参考になります。
結構きっちりした管理が必要なんですね。

雑に組んでしまったので、ちょっと後悔しています。
見直してみます。


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