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900SSのフロントフォークスプリング硬さ調整

[1] 名前:トミー :2007/05/14 (月) 18:46 No.1048
明日に車検を控え、折角の機会ということもあり
今日フロントフォークのオイル交換をしたのですが
トップブリッジについているスプリング硬さ調整用の基準値を
ご存知の方がいましたら、お教え願えるとありがたいです。
それと、フォークオイルを少し多めに入れてしまった
(10mm前後)ようなのですが
これによって予想される弊害があればご教授ください。

[2] 名前:よしざわ :2007/05/17 (木) 13:10 No.1049
> スプリング硬さ調整用の基準値

 厳密に言うと、スプリングの硬さ(=ばね係数=ある量の力でばねがどれだけ縮むかのめやす)は、スプリングを交換しない限り不変です。(サスの動きの調整は、プリロード(初期荷重)、およびダンパーが圧縮されたり、戻ったりする際のオイルの単位時間当たりの移動量を変化させることで行います。)

 以上に工場出荷値というものはあるんでしょうが、サスのセットはキャブレターのセットなんかよりもはるかに個人的な事情(ライダーの体格、使われ方、技量・・・)が大きく働きますので、多少の手間を掛けても自分の好みを探してみたらいかがでしょう。(工場出荷値には何の意味も無い、と言って過言は無い・・・かも。)

 セット値になんの情報が無いときに、一番やり易いのは”半分法”ですかね。まずは調整域の1/2の当たるあたりに設定します。そのときのフィーリングを記憶します。その後、調整域の1/4(=1/2-1/2*0.5)および3/4(=1/2+1/2*0.5)に相当するところに設定を変更して、3者それぞれのフィールを比較し、一番よいと思う個所を選択します。

 仮に1/4が一番よいと思ったら、さらに1/8(=1/4-1/4*0.5)および3/8(=1/4+1/4*0.5)の相当するところに設定して、それぞれのフィールを比較・・・という感じでセットを詰めていきます。

 (誤解の無いように書いておきますと、このやり方はサスの動きに関してある程度以上の知識や経験のある人のやり方ではありません。)

> フォークオイルを少し多めに入れてしまった

 オイル量が多ければ、一般的には硬くなる傾向を見せますが、新旧オイルの粘度の違いや、同じ粘度でも古いオイルと新しいオイルの違いなども考慮した上での判断になりますね。


[3] 名前:とみー :2007/05/20 (日) 10:31 No.1050
>よしざわさん
いつも的確なコメントありがとうございます。
フォークオイルはワコーズの10番を使っていたのですが、ホワイトパワーの10番にして、粘度は少し硬くなったようです。 前の状態が相当へ立っていたのか、油面が上がった関係か、運転しているときの目線がだいぶん上がったように感じますが、サスの動きは交換前よりも格段に上がりました。 サスのセッティングはなかなか奥が深そうですが、せっかくの機会だし、自分の気に入ったところをびっちりだしてみたいですね。

[4] 名前:よしざわ :2007/05/25 (金) 11:37 No.1052
 900SSの標準フォークオイルはショーワのSS8となっていますが、これの動粘度は、36.8(mm2/s@40度)です。で、よく言われるドカのフォークの特有の硬さは、このフォークオイルの粘度に因るところが大きいのではないかと私は思っています。(動粘度とは、文字通り、液体のある状態での粘りの度合いを定義したもので、数値が大きければ大きいほど、より粘り強いと言うことになります。)

 大体の目安として、正立フォークで36(mm2/s@40度)(たいていのメーカーの#10に相当)、倒立フォークで16(mm2/s@40度)(たいていのメーカーの#1あるいは#5に相当)あたりが、軽量級のリッターバイクの標準的な値ではないでしょうか。

 で、WPの #10ですが、その動粘度は48.1(mm2/s@40度)もあります。硬すぎでは・・・(さらに油面を10mmも上げたとしたら!!)


[5] 名前:とみー :2007/06/10 (日) 17:51 No.1059
おっしゃられるとおり、そうとう硬くなりました。
前回オイル交換したときの方法が悪かったのか
車高が下がり、物凄く柔らかかったので
そのときと比べるとそうとう改善されていますが
細かいギャップでもシビアに反応するようになりました。
ただ乗り味はだいぶん面白くなったので
しばらくはこのままで行こうと考えています。
油面を下げればサスが柔らかくなるということも知りましたので
この硬さが気になるようになったら、抜いてみようと思います。


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