■第1日
★第1日目の参加者(敬称略)
(後列左から)山田(H-D XLH1200) / 恩田(Duc.SS900) / 小林(Duc.M900) / 真境名(Duc.851) / 大出(Duc.916) / 田中(Duc.888)
(前列左から)吉澤(Duc.M900D) / 出光(Duc.SS750) / 松岡(Duc.851Racing) / 布瀬川(Duc.900SL) / 三沢(Duc.916) / 千崎(Duc.750Sport)
【予定】
午後11時「ペンションもくもく」集合。昼飯に喜多方市へ名物のラーメンを食べに行く。その後、希望により近場に走りに行くか談笑の会。
【吉澤・記】
午前5時起床。そそくさと準備。午後6時半ごろ、松岡さん家にてバイク2台(M900D、851Racing)を私のハイエースに積み込み、松岡さんの Coupe FIAT と2台の
コンボイで4輪で現地に向かうことにする。
しかし、851の積み込みで時間的に大幅なロスを食らう。さんざん手間取り、午前XX時XX分ごろ(恐ろしくて時間は書けない・・・)、松岡邸をなんとかでっぱつ。
なんだか絶対、集合時間に間に合わない時間だなぁ~と思いつつ、首都高に入ると、お約束の渋滞。全然前に進めない。分かっていたこととはいえ、甘い認識であった・・・絶体絶命。
集合時間の11時過ぎると、ボツボツ、参加者の皆さんから私の携帯に連絡が入り始める。「今、どこにいるんですか?」の問いに、主催者として絶対、本当のことは言えない!適当にお茶を濁す。(後で、「私が電話したときには、まだ都内にいたんでしょう」、との疑惑を受けましたが、実際のところ、集合時間の11時で、東北道にて栃木県に入ったくらいでした。)
とりあえず、小林さんに、予定通り、集合者で喜多方にラーメンを食べに行ってもらうことをお願いして、われわれが出来ることといったら、ひたらす現地に歩を進めることだけであった・・・・
なんとか、われわれ一向(4人)は、午後3時すぎにもくもくに到着。ペンションオーナーにご挨拶。しばらくするとバイクの爆音が付近に響き渡る。どうやら喜多方に行っていた連中が戻ってきたようです。丁度良いタイミング。
小林さんの視線が冷たい・・・も、もうしわけない!!もうしません、もうしません。(すべては松岡さんが悪いんです!言い逃れ)
喜多方までの道中は、よっぽどハードだったのでしょうか、心なしかみなさんの顔に疲労の色がチラホラ。地元栃木の広いワインディングに慣れた田中さんをして、「ちょっとスピードが出すぎて怖かった。」とのこと。
ここで、日帰り組である、山田さん、せんべいさん、田中さん、大出さんは(さんざん、小林さんは泊まっていくように画策した努力も実らず)帰宅の途につく。
第一日目のみの参加のみなさま(日帰り)
せんべいさん
福島県在住。F3と750Sportを所有。今回のミーティング直前に緊急入院と相成るが、当日、抜け出してきて日帰りで参加には脱帽。きれいな750Sportは、貴重なフル・ノーマルとして長く乗り続けていただきたいですね。
田中さん
栃木県在住。888を所有。in 北関東を主催する一時の父。その穏やかな表情からは窺い知れない走りへの情熱をうかがわせる。
山田さん
東京都在住。900SLで草レースに出走。普段の足はハーレーのスポーツスター。
大出さん
栃木県在住。北関東方面のイベントではちょくちょく顔を出されている。宇都宮の某有名餃子店の「顔」という隠れた一面を持つ。
残ったわれわれは、また走りに行くことと相成り、小林さん(元国際A級です!)を先頭に西吾妻スカイバレー(有料道路)へ。
裏磐梯の有料道路はどこも高い。スカイバレ
ークラス、関東で言えば箱根の裏道程度の道でも5~600円もする。小林さんは戻ってくるから、料金タダにして、というおっそろしい交渉を料金所のおっさんにしていたが、当然、却下され、我々は2往復はすることで元を取ろうではないか!という決意の元、所定の料金を支払い、スカイバレーに入ったのであった。
スカイバレーの路面状態は悪く、急カーブには逆カントが付いているような類の、走りやすいとはいえない道であった。
当方、バイクに乗るのは今年3月の in 関東ぶりで、さらには嫁さんのモンスター、と個人的事情によるコンディションはよろしくない。明日の走行に備えてのリハビリテーションのつもりで走ることとする。
先頭は小林さん。私はそれに続く。
小林さんはなかなか手を抜いてくれていて、しばしばスローダウンもあり、目の前から消え去るようなことはない。それでもコーナー進入の倒しこみの速さはよく分かる。
当方はといえば、なんだかブレーキの使い方がボロボロだ。エンブレも効かせまくりでコーナーに進入。ギアチェンジもめんどうとばかりに、2速ホールド。(直線が長いときだけ3速まで入れる)
こんなんでは、たいして楽しくないのだが、緊張感やら恐怖感なんかとは無用で、この程度でもいいかな、なんて気持ちになりつつ走る。
そんな走りの私の後ろに、ベルリッキのメガフォンマフラーをバリバリ言わせて真境名さんがつけてくる。
すごい爆音。この音が非常なプレッシャーになるんだなぁ。先に行きたいのかなぁ、先に行ってもらおうかなぁ・・・・と、とことん弱気になるが、そうこうしているうちに終点到着。
しばしの休憩。誰かが小林さんに、何速を使っているかを聞いている。それを横で盗み聞き。「コーナーで3速。直線では5速まで入れる。」とのこと。私「(復路は、もう少しギアを高めで走ってみようかな。)」
まもなく来た道を戻ることにする。今度は大体のコーナーはわかっているので、多少は気持ちが楽だ。相変わらず真境名さんは後ろについてくる。しかし、私の走りのリズムは戻らない。だらだら、可もなく不可もなくという按配で始点に到着。
小林さんには、「バイクを怖がっている。全然寝ていない。」と言われてしまった。それに私は、「借り物のバイクだし、もういい歳ですから、これでいいんですよ。」と言い訳してみるが、本音ではない。(明日こそ本番だ!)と密かに決意をする。
夏とはいえ、東北の夜は早い。午後5時過ぎにもなると、早くも暗くなってくる。もう一往復は、パスして帰路に着くことになった。
帰りはせっかくだから、檜原湖を一周することする。ここもなかなかのワインディングですが、小林さんのモンスターのライトは小径にしており光量が足らず、先頭を私に譲ることになった。
小林さんに対する必勝法は、『暗いところに誘い込む』、これですね。
【本日のコース】
■第2日
★第2日目の参加者(敬称略)
(左から)吉澤(Duc.M900D) / 三沢(Duc.916) / 出光(Duc.SS750) / 真境名(Duc.851) / 布瀬川(Duc.900SL) / 大寺(Skipper125) / 恩田(Duc.SS900) / 小林(Duc.M900) / 渡辺さんのご友人(Duc.SS900) / 松岡(Duc.851Racing) / 渡辺(Duc.M900) / 赤垣 / 松岡
不肖・吉澤@M900D
最近、太ったという噂が流れており(事実ですが)、久しぶりに会った人に「なんだ、たいして太っていないじゃない」と言われる始末。
みさわさん@916
初参加。東京都世田谷区在住。某スタジオにて音響エンジニアをされている。今回最年少の20代。大型免許を取得して、いきなりの916で少々、持て余し気味?
いでみつさん@SS750
千葉県在住。あの温和な顔をして●●歴アリ!世の中わからんですね~。
最近、M400よりSS750に乗換え。硬~いフロントサスに悩まされているらしい。
真境名さん@851
初参加。沖縄県那覇市出身。濃~いフェイスは若い頃の中尾彬!?そして酒豪。夜中まで松岡さんと一升瓶をかかえておりました。
ベルリッキのメガフォンマフラーをバリバリいわせて、あなたの後ろに忍び寄る。
布瀬川さん@900SS
今回で in 関東は2回目。
ちょっとそこまでの格好で、ぶらりと裏磐梯までやってくる。ある意味、猛者だ・・・
大寺さん@Skipper125
本日夜よりの参加。今回初参加にして、皆に強烈な印象を残した男。須賀川市在住の2児の父。
初対面で「声の高いやつは信用できない」と私に言い放ち、さらには「よしざわさんは、オタクだからデブがガリガリかどちらかだと思っていた」とまで言う!!
まったくメールからは窺い知れない暗黒面を持つ男。今後、キッチリ、要注意人物としてマークさせていただきます。(ウソ)
現地でMCクラブROOSTを主宰。ここのステッカーは、貼ると5馬力パワーダウンするそうだ。
恩田さん@SS900
今回初参加。埼玉県在住。一児の父。
私事ながら、恩田さんの実家は現在の私の居住地近く(隣町)、何という奇遇!
小林さん@M900
元国際A級の長野の元狼、現コタツ猫。現役の質屋にしてソムリエという多彩ぶりをみせる。最近、一児の父となる。
松岡さん@851Racing
横浜市在住。カジバフレッチアの上、さらに851Racingを購入。どうにもウインカー付ミラーに縁があるようで。
奥さんともども酒豪。妻を愛し、酒を愛し、モーターサイクルを愛する、あくまで家庭愛の男。
渡辺さん@M900
2日目からの参加。山形県在住。渡辺さんのモンスターは”我が道”を行ってますよ~
渡辺さんのご友人@SS900
2日目からの参加。山形県在住。
あかがきさん@HIACE
意外にも in 関東は初参加。
松岡・妻さん@Coupe FIAT
初参加。ワインを趣味とする。小林さんとワイン談義をしたかったようですが、酒が入ってのシモネタの中、できたのかな~?
【予定】
曽原湖畔「もくもく」発→磐梯山ゴールドライン→115号→磐梯吾妻レークライン→五色沼周辺(昼飯)→[オプション:檜原湖湖一周]→「もくもく」解散
【吉澤・記】
朝、天気は最高。2日目から参加の渡辺さんが、ご友人でSS900の方といっしょにやって来られる。我々が朝ぼんやりしててなかなか集まらないと、ちょっと、ひとっ走り行って来るとのこと。(申し訳ない)
渡辺さんも戻ってこられ、なんとかメンツがそろうと、まずは磐梯山ゴールドラインに向かう。
in 関東に初めてスクーターが参加。Skipperに興味津々。
ゴールドラインまでの道中、悪くないコーナーがある道なのですが、ここで大寺さんのSkipperが予想以上に、いい走りを見せる。さすがにトップスピードは低いので、ビックバイクの後塵を拝することになるのだが、ちゃんとバイクの走りをしているのだ!コーナーからの脱出なんかのガンバリぶりに、思わず笑いが起こるほど。
後で私も試乗させてもらいましたが、あの甘いブレーキ(スクーターゆえ、わざと甘いセッ
ティングにしているのでしょうが。)で、コーナーを攻めるのはなかなかスリリングではないでしょうか。
ここ磐梯山ゴールドラインは、磐梯山を上って下るというところからして、周辺のメインコースといえるのではないでしょうか。(関東で言えば、伊豆スカイラインあたりか)しかし、私はまだエンジンがかかっていないみたい。昨日と同じ按配。気持ちも高ぶらないし、動きもチグハグだ。どうしたものか・・・
途中、軽く休憩所間を往復するも、あれよあれよという間に終点。
115号に入り、次の有料道路まで下道移動。その途中で、Skipperが着いてきていないことに気づく!!何かトラブルか?携帯電話にて連絡を取るが、なかなか大寺さんにつながらない。ようやくつながると、Skipperは焼きつきで死んだ、引き上げ待ちである、ということ。さすがに
スクーターでは過酷なワインディングでの酷使に耐えられなかったのだろうか??(この辺の裏事情は大寺さんからのメールに詳しいので下記に掲載)
26日、皆さんと逸れて大変ご心配をお掛けいたしました。 走り屋の緊張感漂う張り詰めた空気!に爽やかな風と笑いを吹き込もうと(な訳ないか!) スキッパーで参加いたしましたが、結果的に皆さんにご迷惑をお掛けする事となり、残念無念でございます。 皆さんとゴールドラインを出て7号線に抜けてすぐにリアのプーリーケースから煙が出てきて、「ありゃま?」と思っているとリアタイヤがロックして動けなくなってしまいました。 バイクの故障は、プーリーのネジが緩んでケースに干渉したのが原因です。 で、皆さんが大変心配していた、その頃・・・・ タイヤがロックしているバイクを動かそうとモガいていると、家の中から爺ちゃんが出てきて手伝ってくれました。 じい:おーし、ウチの庭に置いておけぃ。 大寺:ありがとうございます!助かります。 じい:おう、猪苗代の町の中にあるぞい。 きぃ~こ、きぃ~こ(→ママチャリの音) どどんこどん・ぴぃ~ひゃら(→お祭りやってる) どどんこどん・ぴぃ~ひゃら 面白そうに見ていたら、 皆さんが大変心配していた、ま・さ・に・その頃・・・・ きぃ~こ、ぺろぺろ、きぃ~こ、ぺろぺろ 大寺:う~ん、ナイスな町だべ猪苗代! きぃ~こ、ぺろぺろ、きぃ~こ、ぺろぺろ 大寺:行ってきました。ありがとうございました。 じい:休みだったのがい? 大寺:はい、それで郡山のバイク屋さんを呼びました。 じい:ちょうど、お茶入れだから家にあがって飲めぇ。 大寺:ズズズゥ~、パリポリ、ズズズゥ~、パリポリ・・・ じい:昼飯とっから食ってげ。 大寺:いや、そこまでは・・・ホンとにいいです。 じい:どうせ今、とっとこだったんだぁ。 大寺:ぢゃあ・・・、タン麺!・・・大盛で!(笑) で、皆さんが大変心配していた、その頃・・・・ ズッ、ズズッ、ズルズル~ 大寺 正晃 |
大寺さんは地元の人だし、なんだか大丈夫そうな状況だったので、そして私としては昨夜のわだかまりもあったので(ウソ)、大寺さんには申し訳ないが、我々は予定通り、先に進むことにした。
行方不明の大寺さんを待つ面々。
次に磐梯吾妻レークラインに入る。
レークラインは地図を見て分かるとおり、平地を走っており、先のゴールドラインをは違った印象をみせる。(あまり高低差がなく、各コーナーも緩やか)
おお、なぜだか、さっきとは打って変わって気持ちよい走りができる!足掛け2日で、ようやくエンジンがかかってきたのか!?実際、今まではタイヤ(純正DUNLOP)の端5mm程度は接地していなく、純正だと端までいかないのかな、という程度に思っていましたが、ここではきっちり接地しておりました。
興に乗って、もう一往復くらいしたくなりましたが、皆さんの手前、また昼飯の時間にもなっていたのであきらめ、五色沼周辺に出て、昼飯を取ることにする。
運良く、すぐに小じゃれたイタメシ屋が目に入ったので、そのまま飛び込む。その店はオープンカフェ形式になっていて、中からも外からも互いに丸見えなんですが、我々がバリバリいわせて駐車場に入ってくると、窓際の女性客のひとりがあからさまに嫌な顔をしていたのは私は見逃しませんでした。
ここで大寺さんはペンションに帰って待っているのではないかと、恩田さんが探しにくも予想は不当たりで、代わりに別行動をしていた女性陣2名が自転車で走っていたのを発見し、連れて帰ってくる。さすが、恩田さん、気配りの男。転んでもタダでは起きない。
食後のオプション、檜原湖湖一周は、誰もが望むことはなく、ペンションに戻ることに。
お開きは午後3時ごろだったでしょうか。我々がペンションを後にしたとたん、4輪でも視界不良になるほどの強い雨が降り出す。山間部にありがちな一時的な不安定な気候と思いきゃ、雨は続く。さらには東北道も延々、渋滞。バイクの皆さんは大変だったことでしょう。
いや~、それにしても楽しかったですね。また、機会を見つけて泊まりの企画をやりましょう。
■Special Monster
【渡辺さんのモンスター】
彼のモンスターは984ccという排気量(ボルトオンの944ccがポピュラー)と、ベベルSSのロケットカウルを装着し、独特のスタイルを持つ。まさに自分のためにカスタム、オーナーズ・スペシャルの名にふさわしい存在に仕上げられている。
ベベルのロケットカウルが、意外なマッチングを見せている。
カラーリングもベベルのものを踏襲したら、さらに面白みが出るのではないでしょうか。
個人的な意見ですが、ミラーをハンドルマウントした方がより、らしかった?
ハンドルは、当然、セパレート化。
きちんとそれ用にカウルステーが製作されている。
マフラーはモンスター用コンチ風。
エキゾーストまで自作して、イモラレーサーのようなUPタイプにしたくなる。
ホイールはハイポントの他車用を流用加工。ここもレアなカスタムです。
■Others
ピアジオ Skipper 125
走りを期待させる足回り。実際、イタリアの125ccは速い。難を言えば、ブレーキがプアなこと。これはスクーター向けなマイルドチューンと考えらるから、パッド交換で対処できるレベルの問題でしょう。