本日のトラブル報告(お約束・・)

400SS上野号 ブレーキトラブル

ブレーキフルードの液面切れ?単なる整備不良?詳細は不明。

Lemans CX100本田号 スピードメーターケーブル切れ

20年もののGUZZI、エンジンは調子良さそうですが、細かいパーツに限界が来ているようです。

参加者のみなさま

 

■お見送り

菅井さん@Lemans I

いつも、見送りのみの菅井さん。
たまには全コース参加して下さいよぉ・・・

芳山さん@916

写真が無くてスイマセン。芳山さんも、当日に旅行の予定(それも海外!)があるにもかかわらず、916で見送りに来てくださいました。

■第1日のみ参加

EMIさん@900SS

in 関東始まって以来、3人目の女性の参加者。
そーいえば、女性初参加者の井出さん(第2回)は、今では家庭の主婦で、お中に子供がいるそうです。井出さんのツナギのバンクセンサーがバッチリ削れていたのが印象的でした。

先週末は、どうもお邪魔しました。
皆さんの顔がわかって、写真とは違うイメージで大変楽しかったです。

在原さんのお昼のビデオはすごかったですねえ。
ああいう風にバイクに乗れたらどんなに楽しいことでしょう!

あの日は、来た道戻って、首都高何周かして帰ろうと思ってましたが、新道の
すり抜けで、慣らし中のツナギにより疲れモードとなり、第三京浜途中下車で
帰宅、洗車しました。
御飯のとき隣だった谷脇さんの明るさと本田さんのほのぼのさが、大変印象的な1日でした。

吉澤@916(?)

村田さんの300CEに同乗してクルマで参加であった吉澤に、なんと芳山さんが愛車916を貸与して下った(横浜新道のみ)のです!
エ~話やな~

98 第1回 in 関東レポート<序章>

14日までに、虎の子db2、仕上がらないこと必至!!
某氏から900SSを借りる約束をしていたため、不動db2を放っておいたのだが、直前になって、その約束がキャンセルされてしまったのだ!
仕様が無いので、バイクを貸してくれそうな人、何人かに声をかけてみる。が、バイクを調達できず・・・
あ~、今回はキャンセルかな。と半分以上あきらめかけていたところに、私がバイクを永らく預かっていたせいで(!)、第1回には愛車の車検上がりが間に合わなかった某Mさんから、クルマで参加するとの連絡を頂く。これは渡りに船とばかりに便乗をお願いする。

14日、AM8:00保土ヶ谷PA
MさんのメルセデスベンツE320(だったかな?)で、悠然とPAに乗り付ける我々。
ふっふっふっ・・・時代は4輪、それもメルセデスさ・・・まだちょっとバイクには寒い気候だねー。
私が、ノーヘル・ノーツナギでPAをうろちょろしていると・・・・そこへ見送りに来ていただいたYさんが、今日からハワイに遊びにいくから、916使っていいですよ。と、ご提案くださったのだ!!なんて太っ腹な!!
もう、道を歩いていたら、突然、ゲロマブなナオン(古いねー)が『して・・・』と言い寄ってきたみたいなもんですよ、これは!

前言撤回!

時代は2輪だねー!それもドゥカティ!もうひとつ言うと916!バイクにもいい季節になってきたねー!!

  ・・・・・・・!!

いやいや、いかん、いかん!!たしかに以前の私なら、何も考えずに916に乗り込んでいたでしょう。でも今の私は違います。Mさんの複雑な表情は見逃しはしませんでした。そう、忘れてなんかいませんよ。いっしょに伊豆の温泉で朝風呂に入りましょうと誓い合った仲ではないですか!!
あやゆく916の魅力に男の仁義をかなぐり捨てそうになってしまった・・・アブナイ、アブナイ(福田和子風に)

まぁ、それでも誘惑は完全に払いきることはできず、結局、916は横浜新道だけ乗らせていただくいうことにさせていただきました。
新道を気持ちよく流していると、GSXR1100がケツについてくる。
Mさんのベンツとランデブーしたりと、どんなにペースを落としても、嫌な感じで張り付いている。勝負は俺がdb2に乗った
次回にまでお預けだ!!と凄んでみせても、当然相手に伝わるまでも無く、相変わらず、ケツについている。
そこへAさんの916が横をパスする。ようやくターゲットを変更したらしく、離れてくれた。

さて、ここで、冷静になって916のインプレッション。
まず、すごい前輪荷重。Aさんがリーン時、やたらに腰を落とさない理由が分かった。そういうアクションでタメの時間を使うくらいなら、いきたい方向にバイクを向けちゃった方が速く走れるでしょうね。
そして太いパワー感。851オーナーの私ですが、916も同じようなエンジンだからパワーも同じようなもんだろ、と、今までタカを括っていました。が・・・実際は851の1枚、いや2枚上をいっていますね。トップエンドは国産リッター4発の方があるのでしょうが、中低速からドッカーンとくる感じは4発には絶対無いキャラクターでしょう。

というわけで、いままでAさんに追いつかなかったのは、マシンの差だったんですね!ハッハッハッハッハッハッ・・・・・ハァ~・
・・

●伊豆スカイライン編
– BMW、グッチ他に一気乗り
●夜の宴会編
– 某I氏につられて主賓H氏が問題発言!彼の地ではFBIに逮捕される日も近い??
につづく・・・かな?

在原さん@916SP

ブォナセーラ!

第1回IN関東参加の皆様、お疲れさまでした。
早退チームの皆さんも無事にご帰還されましたでしょうか?

今朝は、いつも通りに7時半に自宅を出発して第三京浜を順調に飛ばしていると、保土ヶ谷料金所の手前3キロ辺りから渋滞が始まり集合時間に遅れそうになりました。
良く考えたら今日は土曜日だもんなぁ。

保土ヶ谷SAには皆さんお揃いだったので朝のご挨拶をば。
談笑しつつ後ろを振り返ると、レストハウス前のテーブル席にツナギを着込んだチャーミングな女性がニコニコしてこちらをみておりました。

あっ、あの方はEMIちゃんだと直ぐに気付き、早速皆さんにお知らせました。一緒に居た連れの男の子は視界に入りませんで失礼しました。
(今日からお友達になったから、もうEMIちゃんと呼んでいいんだと勝手に決めたCNNです)

本日は車載カメラ付き916SPなので、皆さんの出発を待って最後尾からスタート!

横浜振動を(誤字でなく車載カメラにはこの通りでした)
走る皆さんのリアビューを追いかけつつ先頭に近づくと、芳山さんから借りた慣れぬ916を飛ばしている吉澤さんを真後ろでプッシュしている、EMIちゃんの連れのGSX-R1100君(ゴメン、EMIちゃんに気をとられて君の名前を聞かなかった)が見えました。

はは~ん、国産マルチのライダーに多い外車(ドゥカ)を舐めているなぁと思い(916に乗る前の私もそうでした)このまま帰すときっとマルチ仲間に「やっぱり外車乗ってんのはカッコばっかだったよ」とご報告しかねませんので、右側から追い抜き少し飛ばしてあげました。

案の定、ミラーを覗くと吉澤さんから私にロックオンしなおしてモーレツに追っかけて来てくれました。
クルマの多かった横浜新道を少しハイペースで走ると離れてしまったので、後は合わせて走っていました。

藤沢手前からR1に入り新湘南バイパスまで何回か最後尾に回り、皆さんのリアビューを撮っていました。

料金所を出て一斉にスタート!
ここからは長~いストレートと2??キロを越える高速コーナーが続きます。きっとGSX-R君が本領発揮してくるだろうなぁとミラーを見ていると、ぐんぐん近づいて来るのでシフトダウンして加速、4速全開に近づいたところでそのまま一つ目の高速コーナーに飛び込みました。

半分回った辺りで左ミラーを覗くと、GSX-R君は遙か後方に離れていました。ペースを落としつつ路面を見ると黒っぽくウエット状態なのに気付き、

「なんでこんな天気良いのに濡れてんのかしらねぇー」

と、陽気に一人で世間話をしながら料金所のおじさんにハイカを差し出しました。

西湘PAには10分遅刻で全員到着!が誰も居ません。
あれっ、古賀さん達は何処へ~。

私の後ろにGSX-R君がバイクを止めて、

「これって軽そうですよねぇ。でも僕2気筒好きじゃないんですよマルチが一番ですよ。今度のヤマハのR1が欲しいですね、あっちの方が速いと思いますよ」

うぅ~ん、そうですかぁ。(長嶋風にカン高い声で)バイクは気筒数でも排気量でもなく、乗って楽しくないとグッドバイってとこですかぁ。

そうこうしていると、古賀さん、上野さん、中島さんが見えました。みんなで相談して箱根の上には行かずここでもう少し時間を潰して、湯本の「スコット」でランチにする事に決定。

総勢11名の団体は11時過ぎに{スコット}に到着し、各々好きな物をオーダーして待っている間に車載ビデオの上映会となりました。
美味しいものをお腹一杯食べた後で、一泊組と早退組のお別れでした。

帰りの道中は、膨らんだお腹に916の尖ったタンクがひたすらきつかった。ハイ。

イエロー916SPのCNNでした。

長瀧さん@900SS

98第1回イタリアンで行こうin関東参加の皆様お疲れさまでした。DUCATI
900SSの、長瀧です。

初めての参加であるにもかかわらず遅刻をしてしまい、保土ヶ谷PAに着いたときに
はAM9:30を少し過ぎていました。当然の如く誰もそれらしき集団はいません。

少しの落胆と、もしかしたら西湘PAまで飛ばしていけば追いつくかもしれない、そ
う思いつき、とりあえず出発することに決めました。

横浜新道から原宿を抜け、藤沢バイパスから新湘南バイパス,西湘バイパスを非合法
なスピードで走り抜け、AM10:30は過ぎていたと思うのですが、到着しました。

到着してすぐに黄色い916が2台シルバーのguzzi、
それに私の愛車と同じSSが3台赤いルマン2・・・・
このカルトなバイク集団はきっとそうに違いない、そう思い声を掛けてみることにし
ました。

「インターネットの方々ですか?」と、眼鏡を掛けたやさしそうな人に声を掛けてみ
たら、「ハイそうですが」そう言ってくれたので、ヤッタまだ居てくれた!と、心の
中で”オオハシャギ”でした。

そのあとなぜ西湘PAに足止めを食っているのか説明を聞き、記念写真を撮って頂き
ました。
(上野@めるへんさん、たいしたことなくて良かったですね!)そんな感じで和やか
な時間が過ぎ、CNNさんが、11:00になるとスコットがあくのでそろそろ出発すると皆
さんに声を掛け、出発と相成りました。

西湘バイパスの残りをランデブーで走り、小田原出口まで来た所CNNさんがいつもの
癖で、箱根ターンパイクの方へ走っていき、私たちも後に付いていってしまい、ター
ンパイクの入り口でUターンして小田原出口を出てスコットに着きました。

スコットではCNNさんのCCDカメラによる916激走シーンの上映が有り、皆で916の性能
の高さとライダーの腕に驚嘆して見入り、楽しい会話を楽しませて頂きました。

そんなことをしているうちに、料理が出来てきて、皆で乾杯をして料理に舌鼓を打ち
ました。そんなこんなで楽しい時間はすぐに過ぎてしまうもので、早退組みの私は皆
に別れを告げ、一人ターンパイクを上がり大観山に上ってきました。

大観山のパーキングはさすがに寒く端の方には雪がまだ残っていましたが、
そう危険な状態ではなくバイクもあまり多くは有りませんが数台いました。

一息ついて帰ることにし、椿ラインを降りて湯河原に出ることにしました。途中水が
流れ出していて攻めるほどではありませんでしたが、まあまあ走れる状態ではありま
した。

とりあえず下っていきますとガソリンランプが点いてしまい、湯河原の町まで降りて
ガソリンを入れ、東京までの帰路につきました。

天気は最高だったし、景色は最高に良かったし、久しぶりのツーリングで良い人たち
にお会いすることも出来、非常に楽しい1日でした。

皆さんには親切にして頂き有り難うございました。また機会がありましたら参加させ
て頂きたいと思いますのでその節は宜しくお願いいたします。それではまた ・・・

古賀さん@db2

上野さん@400SS

桑森さん@K100RS

村田さん@BENZ300E

■1&2日皆勤

谷脇さん@K100RS

谷脇さんも最近、BMWづいちゃって・・・・
ヤバイ傾向だなぁ・・・

14日(土曜日)

今年初めてのイタリアンは一泊二日という豪華で内容盛りだくさんのツーリングでした。

イタリアンですので、本来ならばつなぎに袖を通し、ドゥカで参加する予定でしたが、一泊二日という日程と15日に先約がある事etcで、BMWでの参加となりました。
BBSに書き込んだ後、しばらくばたばたとしていたので出発が6時半頃となり、もしや遅刻するのではと思いながら、いつもは首都高目黒線、目黒通り、等々力から第三京浜に入るのですが、この日は首都高横羽線、三ッ沢線を経て、第三京浜を港北で折り返して保土ヶ谷に向かいました。

保土ヶ谷に到着すると既に茨木さん(900SS、はみだしあがりで今日は保土ヶ谷)、松本さん(748SPS)、菅井さん(LemanⅠ、今回もお見送りでした)、芳山さん(916、今回はお見送りです)が既に到着していました。周りからの”ブーイング”に遭いながらも合流すると、在原さんが”新兵器”を搭載してやってきました。でも、今回も午後から仕事でしたので山にはあがれませんでした。
所用がある菅井さんと入れ違いに、今回の主賓?である本田さん(LemanⅡ、CX100)がやってきました。

ここで少しわいわいやっていると、なにやらはにかんでる女の子がこちらにやってくるのではないですか!!そうです、噂のEMI(900SS)さんです。赤い900SSとタイネーゼのつなぎを身にまといとてもカッコよかったです。今回は友達(スミマセン。一同EMIさんの方に気がいってしまい名前を忘れてしまいました)を連れての参加です。で、当の吉澤さんは今回は何と、ベンツでやってくるのではないですか。今回もガ○欠(おっとぉ、禁句か)かと思いきや、その前にdb2が仕上がらず村田さんの車に同乗(同情するならバイクくれ!!)してきました。次はフェラーリでの登場かと思っているうちに、茨木さんの銀塩写真機で記念撮影をして保土ヶ谷を後にしました。ちなみに村田さんと吉澤さんは別行動で別荘に向かうとの事でした。

週末の土曜という事もあり、かなり渋滞していましたが何とかして9時頃に西湘PAに到着。始めはここで合流する予定は無かったのですが、飛び入りで上野さん(400SS)が、古賀さん(db2、今回はお見送り)がやってきました。その後、寝坊して?保土ヶ谷に間に合わなかった長瀧さん(900SS)、中島さん(1100SPORT)、桑森さん(K100RS)がやってきました。

ここで上野さんがクラッチ、本田さんがタコメータのケーブルのトラブルに見舞われたようです。上野さんの方はクラッチフールドがほとんど無くなっており、Fブレーキの方から回したりして、何とか応急処置を施していました。長距離ツーリングで得た経験が物をいう場面でした。

在原さんと桑森さんが午後から仕事ということで昼に、湯本の洋食屋でランチをとってから帰るというのでそれではと思い皆でそこに行く事になったのですが、11時半からでないと開店しないのでそれまで歓談等に花を咲かせました。11時頃、そろそろ出ようかという事で湯本に向かう間です。例によって在原さんを先頭に走っていた時でした。「いつもの感じ」でターンパイク入口にたどり着いてしまいました。何とかUターン、Uターンで湯本にたどりつきました。

洋食屋に入ってからすぐに在原さんが”新兵器”液晶ビューカムを取り出して、早速リプレイすることになりました。この時の映りの良さに、皆感嘆の声を上げメニューを注文するのを忘れたくらいでした。そしてゆっくりと美味しいランチをとりながら歓談に花を咲かせました。

1時頃ランチを取り終わり、日帰り組と一泊組に別れました。で、一泊組は海沿いルートで行くか山沿いルートで行くかの選択肢があったのですが、旧道を上がって箱根峠から伊豆スカイラインのルートで行く事になりました。ここから試乗会の始まりです。茨木さんの900SSと中島さんの1100SPORT、本田さんのLemanⅡと僕のK100RSをそれぞれ交換して、伊豆スカの入口まで走る事になりました。

Lamanで走り出してからタイトなコーナーをクリアしようとしたのですが、「あれっ、曲がらない!!」。これは少し手強いなと思いました。が、インテグラルブレーキをうまく使いながら速度を落とし、回転数が落ちたところでリーンをして、スロットルを捻ると、これが面白いように曲がるのではありませんか!!ただ、その時のギアの選び方にコツがあるように感じました。伊豆スカの入口に集まった時、試乗したバイクのインプレッションの始まり始まり!!900に試乗した中島さんは「すべてが軽い」と述べたのに対し、1100SPORTに試乗した茨木さんは「ポジションがキツイ!!乗りこなす楽しみがあるのはわかるけど、ドゥカ以上の養成ギブス的バイクだ!」と述べました。

今度は、茨木さんの900SSと本田さんのLemanⅡ、中島さんの1100SPORTと僕のK100RSをそれぞれ交換して亀石まで走る事になりました。以前に1100SPORTに試乗した時はポジションがきつく茨木さんと同じようにあまりいい印象がなかったのですが、今回跨ってみると思っていたほど違和感がありませんでした。そして、走り出して幾つかのコーナーをクリアしたした時、「世の中こんなに面白いバイクがあったとは・・・」。広大なシート面積はリーンする時の体の位置を座標軸の様に表すような感じで決められます。ワインディングの一連の動作もドゥカと同じようにできるし、立ち上がりのトラクションのかかり方も猛牛の如くぐんぐんと進んでいきます。なぜ、グッティにはまるのかが分かるような気がしました。

さて、亀石に到着して試乗インプレッションの第2段。僕のK100RSに試乗した中島さんは開口一番「ずるい!!何でこんなにずるいの・・・」と述べ、LemanⅡに試乗した茨木さんは「僕は1100SPORTよりこっちの方が自然ですね・・・」と述べました。

ここでは、はばさんのZZ-R1100(結構いじってます)がいたり、一足先に鯛丼に行ってきた菅井さん(400SS)の御一行さんと逢ったりして、それとなく時間が過ぎていくのでありました。暫くして吉澤さんと村田さんが到着してきました。ランチを食べ損ねたのも忘れて吉澤さんは僕のK100RSに試乗しました。で、試乗後の一言「リアタイヤのグリップ感がつかみにくく、思っていたより曲がりづらい・・・」。他の人が「楽だ!!」「ずるい!!」と感じるのと対照的でした。同じマルチでも国産のように、思いっきり腰を落としてリアタイヤのグリップを引き出すような乗り方をすると、思っていたよりも曲がりづらいようでした。

亀石を出て別荘に向かう事になり、冷川まで走りそこから下道で伊東に向かう事にしました。冷川まで吉澤さんが1100SPORTを試乗する事になったのですが、相当なハイアベレージになるのではと思い僕も意識してペースをあげて走ったのですが、フェンダーミラー越しに覗くとなかなか吉澤さんがついてこないので「あれれ・・・・・・」。やはり、半年もバイクに乗っていないせいかなとおもっていたのですが、冷川について開口一番「うぅ~む、難しい!!」。どうやら、縦置きクランクのバイクにかなりてこずっているようでした。

冷川から伊東への道は茨木さんが大好きなタイトコーナが続く道でした。僕と中島さんでグイグイと先へ進みながら途中、途中のタイトコーナをクリアしながら何か面白そうな事ができないかなと思いながら、ある一つの右コーナの出口でバイクを留めカメラを取り出しました。そうです、後続のコーナリングの写真を収める為でした。本田さんと茨木さんが一緒になって”バトル”している(そう見えたのは僕だけかな)のではないですか。なんとかうまい具合に写真に収めました。

市内に入り、GASを補給して夕方には別荘近くのショッピングセンターにたどり着きました。
ここで早めの夕食を取り、ついでにバイク談義に花を咲かせる為に人間用アルコール燃料とつまみを買い込んだのでありました。
ここを出る時、吉澤さんが茨木さんのSSに乗り、遅乗り競争をしていた時です。SSがエンストしてしまい、バッテリーが上がっていたのでエンジンがかからないのではないですか!!が、流石は吉澤さん、ここは冷静に押しがけで難なく乗り切りました。

そして7時頃、別荘に到着。ある者はつまみの支度をし、ある者はBBSに書き込み、またある者は疲れ果てて、ぐたぁ~としていました。そうこうしながら宴会の始まり始まり・・・。いろいろな話に花が咲き、一部の方の口車に載せられながらも時間が過ぎていくのでありました。
そして、9時頃西川さんが、さらに、零時頃に宮野さんがやってきて、例のビデオテープを皆で鑑賞した時です。宮野さんの916の後ろに何やら見慣れたGB250がちょろちょろしているのではないですか。で、皆で開口一番「あっ、真下さんだぁ!!」。ここにも出現していたとは・・・・。そんなこんなで、夜も更けていくのでありました。

 

15日(日曜日)

朝8時頃に吉澤さんにたたき起こされた御一行ですが、この日は天気も良く海もきれいに望む事ができました。10時亀石に集合でしたが昨日借りたレンタルビデオ屋が10時から開店という事で我々は本田さんと吉澤さん達を残し、先に亀石に向かう事にしました。宇佐美まで海沿いの国道を走り、そこからは一気に亀石に駆け上がります。道幅が広く適当なRが続くコーナーで気持ち良く走っていると後ろから、中島さんがしっかりとついてきています。さすがに中速以上のコーナーではグッティは気持ちいいです。後ろから「楽しい!楽しい!」というオーラを発してました。

亀石には10時5分前に到着。早速、松井さん(900SS)が待ち構えていました。道中、雨に降られながらもやってきたそうです。しばらくして、藤田さんがオフ車で登場。しばらく駄弁りながら本田さん達を待つ事にします。その間に西川さんが茨木さんのSSを試乗する事になりました。が、なかなか帰ってこないので心配している中、本田さんがやってきました。そんなことも露知らず、西川さんは茨木さんのSSを堪能したのでありました。空を見上げると真っ黒い空がこちらにだんだん近づいており降るか降らないかの瀬戸際で西川さんが戻ってきました。さらにしばらくして吉澤さんがやってきました。さて、通り雨かと思っていた雨雲でしたが、降ってきたのは何と雹ではないですか!!出発を少し見合わせてもう少しゆっくりしましたが、これもすぐに止み瞬く間に青空が戻ってきました。いつもの鯛丼のルートを確認して、写真を撮り11時半頃出発しました。そして、吉澤さんと村田さんはここでお別れです。

途中、道を間違えながらも修善寺を通過。修善寺からは、今度は茨木さんと西川さんのSSを交換しての試乗です。船原峠の入口までは気持ち良く走った茨木さんの感想は「操作が軽いですねぇ~」こちらも結構堪能したようすです。ここから鯛丼までのルートはタイトな低速コーナーが続きます。僕は2速ホールドで何とか茨木さんのSSについていきます。今回の茨木さんはあまり調子が良くなかったので何とか付いていけましたが、本来ならばあっという間に離されているでしょう・・・。土肥で、飲み物を買い込み、いつもの撮影ポイントまで今度は僕が西川さんのSSに試乗する事にしました。

ハンドルが低いせいかポジションはいつものSSに比べるとコンパクトな感じがします。着座位置も違和感なくしっくりときました。走り出すとコンパクトなライポジとシートの着座位置がしっかりしているので身体の位置関係がはっきりしており、リアからバイクを操る感じで軽くコーナーをクリアします。これもグッティの豪快なのと対照的でした。そうこうしているうちにいつもの撮影ポイントに到着。

この時は暑いくらいの晴天で風もありませんでした。ここで、茨木氏による銀塩写真の撮影が行われ、駄弁りにも花が咲かせました。このとき、僕の方は少し”お疲れモード”が入っていスのでここから先は少しゆるゆるモードで途中まで、金魚の糞の如く藤田さんの後ろについていきました。「オフ車の乗り方ってこういう感じかな」と思いながら、見よう見まねで藤田さんの様にリーンウィズで軽く、ゆるりとコーナーをかわしました。ゆるゆると走りながら、2時頃に鯛丼屋に到着。ここで、今年初の鯛丼を食することができました。

で、今回はここまでです。夕方から先約があったので渋滞の中をすり抜けながら、某氏の如く東京に向かうことになりました。

今回は、BMWという”ずるい”バイクでの参加となりましたが、次回はイタリアンで参加したいと思います。
別荘を提供してくれた本田さん他、この場を借りてお礼申し上げます。
そして、アメリカからのレポート待っているよぉ~・・・・。

中島さん@1100スポルト

1100スポルトも、まだまだ慣らしが終わっていないようで、各部にまだ堅さが残っているようです。

本田さん@Lemans CX100

実は今回のツーリングの主役。
今回は、USに長期滞在される本田さんの壮行会なのです。

茨木さん@900SS

最近、TDMづいてる茨木さん。
当日はTDMの初期トラブル(水まわりにオイル混入)で、泣く泣く(?)900SSで参加。
ヤバイ傾向だなぁ・・・

仮想バイク漫才 または ’98 第1回イタリアンでいこうin関東ツーリングレポート

’98年3月15日深夜、都下某所のガレージで蠢く2つの影・・・
それは、ヒトのくびきから解き放たれ、己の命の輝きを謳歌せんとする機械達の姿であった・・・

青烏賊@TDM850:今年初めてのイタリアンでいこうツーリング、行って来たんだって?

神龍@900SS:ああ。じつに楽しかったよ。

青烏賊:おまえ、調子悪かったんじゃないの?

神龍:それはそのとおりなんだが、寒い時期にかぶり気味になるのはいつものことだからね。
それに、走りながらスロー調整をしてもらえたからさほどのこともなかったよ。

青烏賊:いいなーおまえはいろいろいじってもらえて。おれなんか、ロードバイクなのにナックルガードつけられて、今度は林道に連れて行かれるらしいぜ。

神龍:林道くらいたいしたことはないだろう。僕だって散々走ったよ。

青烏賊:ま、ひどいやつに買われちまったのが運の尽きか。それで、ツーリングの方はどうだった?

神龍:それが、はじめから大変だったんだ。見ていたと思うが、前日の夜10時頃から出かけてるんだよ。

青烏賊:なんで?不思議に思ったんだけど。

神龍:僕らの主(あるじ)が、ミスターバイク誌主催の徹夜ライブ、「はみ出し金曜日」に行ったんだよ。
当初のもくろみでは池袋を朝の5時頃には出発して、保土ヶ谷で少し眠るつもりだったんだが、佐藤信哉さんと話し込んでしまったそうなんだ。
結局、店を出て来たのが朝7時前だったよ。

青烏賊:そりゃすげー、完全徹夜でイタリアンかよ。そんなんで走れるのかね。

神龍:本人としては、どのみちスランプなのでまじめに走るつもりはなかったようだよ。
それで、保土ヶ谷に着いたのが朝の7時半ごろだね。
その時には916と748SPSに乗った方がお見えだったよ。
8時頃には参加を予定していた方々が全てそろったので、見送っていただけた方と別れて10台くらいで出発した。
GUZZI 1100sportの整備上がりが間に合わなかった人と、db2の修理が間に合わなかった人はメルセデスE320に乗って現れたんだが、初の4輪参加者と言うことになるのかな。
そうそう、参加者の中に900SSに乗った妙齢のご婦人がおられたんだが、他の方々が舞い上がってしまって大騒ぎだったよ。

青烏賊:いやだね、バイクおたくって。普段女の人と話す機会がないとそうもあさましくなるもんかねえ。ぴゅ~、寒う~。

神龍:・・・。
今回は「途方もなく速い」と言うクラスの方が少なかったせいか、西湘パーキングエリアまでのリエゾンはさほど非常識なペースにはならなかった。
主は徹夜でふらふらだったので、最後尾からゆっくり行くことにしていたよ。
保土ヶ谷でお帰りになった方もいたんだが、西湘でも参加者の方が合流されたので結局10人ほどの人数で談笑していたんだ。
ところが、油圧クラッチが壊れてしまったのとタコメータケーブルが破断してしまったのと、都合2台が動けなくなってしまった。
もともとは雪があるという話だった箱根ターンパイクを避けて、海沿いに熱海あたりまで行こうと言う算段だったんだが、そう言った事情があったので箱根湯元の洋食屋さんで昼食をとる事になったんだ。
出発は、11時頃だったな。

青烏賊:あの洋食屋さんか。おれも、前の週にゲロ改ZZ-R1100とかゲロ改GB250とかと一緒に行ったよ。

神龍:そう、そこだよ。
出発後は、僕とあと何台かが最後尾から西湘を出て行ったんだが、途中ではぐれてしまったんだ。
主が道を知っていたから、無理に追走せずに後続だけでまとまって洋食屋さんを目指したんだが、現地についても誰もいらっしゃらなかったんだよ。
先に出ておられる訳だし、先導されたのはイエロー916SPの方だから、先に着いていないはずがないんだ。

青烏賊:イエロー916SPと言うと、あの箱根名物の、超危ない、あれか・・・。

神龍:まあ、そうだ。しかし、君は口が悪いな。
心配して待っていたら、3分ほどして爆音とともに皆さんが現れたんだ。
あとで聞いたところでは、いつもの癖でターンパイクに入ってしまったんだそうだ。

青烏賊:・・・。

神龍:それから大急ぎでUターンして来られたのだそうだ。
ところが、皆さんイタリアンバイクだから、ハンドル切れ角が少ないために大変な思いをされたようだよ。
そんなハプニングはあったが、皆さんお集まりになって昼食となった。
お店の中では、イエロー916SPの方がご用意されていたオンボードカメラのビデオ映像で盛り上がったと言うことだ。
僕らの主は、あまりにもかっこ悪く写っていたので、やや恥ずかしかったそうだが。
しかし、こちらの洋食屋さんは非常においしいらしいね。
皆さん、非常に満足したご様子で出て来られたよ。

青烏賊:おれらにゃ関係ないけどな。

神龍:それから、午後1時過ぎに泊り組と解散組に別れて出発したんだ。

青烏賊:面子は?

神龍:BMW K100RSと、GUZZI 1100sportと、GUZZI LeMan2と、僕だ。こちらが泊まり組で、他の皆さんとは、湯元で別れたんだ。
この、LeMan2の人が、今回の企画のために別荘を提供してくれた人だよ。

青烏賊:しかし、いや~んな集団だね。高い外車がつるんで走ってるってのはさあ。なんか嫌味。

神龍:それはつまらない舶来信仰の裏返しだと思うよ。だいたい、君だって逆輸入車じゃないか。
かつての「誇り高いイタリアンバイク乗り」と言うステレオタイプなイメージは今ではあまり見られなくなっていて、ほとんどの方はたまたまイタリアンバイクに乗っているだけの、「普通のバイク乗り」だね。
それに高価なバイクを買ったために生活が苦しくなったと言う方が多いんだ。

青烏賊:そーだなー。うちの大将もそうだもんなあ。嫁さん来ないよなあ、これじゃ。

神龍:・・・そういう事は本人に言うなよ。

青烏賊:ここで言ったって聞こえやしないよ。
(編者傍注:てめーら、いつか殺ス!!)

神龍:・・・。
洋食屋さんを出てからは、伊豆スカイラインに出ようと言うことで、箱根の国道1号を登ったんだ。
主は僕と1100sportを乗り換えたので、ここから伊豆スカイライン入り口までは僕と別行動になった。
僕に乗った1100sportの方は、徹夜と慣れないバイクでうまく走れない彼を置いて、先に行ってしまった。
ところが、国道1号線がひどい渋滞だったんだよ。
僕らはやむをえず国道1号をずっとたどったんだが、延々とすり抜けを繰返すことになった。
主の方はと言うと、途中から箱根新道に入ったので少し楽をしたようだ。
だから、伊豆スカイライン入り口にたどりついたら、あとから付いて来るはずなのに先に到着していたよ、K100RSの方と一緒に。
どうやら、そのまま国道を登った組と、はぐれたついでに箱根新道に入った組で別れていたようだね。
そこで話していたんだが、1100sportには散々な目に遭わされたそうだよ。

青烏賊:と言うと?

神龍:バイクのせいではないんだ。
僕らの主は今、かなり深刻なスランプだろう。
そのためにバイクを深くバンクさせるのが恐くなって、コンパクトに向きを変えるためにコーナーの奥の奥までゆっくり入って行くね。

青烏賊:うん。

神龍:ところが、1100sportに限らずGUZZIは縦置きクランクから来る驚くべき旋回中の安定感が身上で、丁寧にラインに乗せて開けて行くコントロールを要求して来るんだ。
だから、恐る恐るコーナーに入って行って一気にバンクさせようとしても粘ってしまうし、さほど向きも変わらないんだ。
加えて、収まりが付かないほど大柄なシートと遠くて開いたハンドル、かなり前方にある高いステップの組合せでライディングポジションが構成されている。
僕らの主のように、シートストッパーいっぱいまで後ろに座って、ステップにつま先立ちすると言うスタイルだと、非常にきびしいポジションになるんだそうだ。
最後にはそのあたりの様子も判って来て、バイクの真ん中あたりに腰を落ち着けて土踏まずをステップに乗せ、体ごとバンクしてフロントタイヤがアウトから回り込んでくる感じをキープしつつ、丁寧にラインを取って行けば結構行けるという印象になったようだ。
あまり仲良くなれなかったからもう一度乗りたい、としきりに言っていたよ。

青烏賊:なるほどね。スパルタンな乗り味が売りのドカの、さらに上を行くスパルタンなバイクだった訳だ。
で、伊豆スカはどうだった?

神龍:話では雪溶け水でヘビーウェットだと言うことだったんだが、ほとんどそんなことはなかったよ。たいして混んでいなかったしね。
ここでも僕たちは、最後尾からゆっくり行った。
亀石では、先日君も会ったZZ-R1100改の方がおられたよ。
そこで談笑するうち、あとから別行動で来ていたメルセデスのお2人が追いついたりEC-400SSのご一行が現れたり、となかなか盛り上がっていた。
実は、ここから温泉に回ろうと考えていたようだが、のんびりしすぎて時間が押してしまい、冷川から伊東に出ることになったんだ。
冷川から先のせまい一般道は僕の得意なコース、と言うか主が僕をそう言うふうに仕立てた訳だが、いかんせんスランプなのでやや精彩を欠いていたね。
「ドカはあんなに寝かしちゃだめだよなあ」などと言われたようで、少し落胆していたよ。

青烏賊:わはは。こりゃ笑える。

神龍:・・・君は、主が納車早々立ちごけしたのを根に持っているんじゃないのか。

青烏賊:そうか?

神龍:・・・。
それから夕ご飯を兼ねて大きなスーパーマーケットに入り、お酒とおつまみを買い込んで出て来た頃にはもう真っ暗だった。
もちろん本人にしか道が判らないから、LeMan2の方がメルセデスに移って僕らの主はLeMan2に乗ったんだ。
僕には、db2が間に合わなかった方が乗った。
実はこの方は君に乗るはずだったんだ。
それが、君が壊れてしまったものだから、やむなくメルセデスに乗せてもらったと言う訳だ。

青烏賊:しょうがないじゃん、おれのせいじゃないし。
組立の初期不良で水ポンプからオイルに冷却水が入っちゃったんだよ。

神龍:まあ、そんな訳でこの方が僕に乗ったんだが、K100RSの方に遅乗り競争を挑まれたんだよ。
しかし、僕は低速が結構不安定だろう。何とか頑張ったんだがエンジンがストールしてしまったんだ。そうするとバッテリーが弱っているせいかエンジンがかからないんだ。

青烏賊:ああ、しょっちゅううちの前で押しがけしてもらってるよな、おまえ。

神龍:僕も一生懸命セルフスタータを回したんだが、あまり良く回せなくて、エンジンがかからなかった。
そうしたら、K100RSの方が僕らを置いて行ってしまったんだ。
なんとかエンジンに火を入れて追いかけるのに、4、5分かかったよ。

青烏賊:そりゃ災難だったな。
出掛けに充電してもらえばよかったのに。

神龍:一応、してもらったんだよ。
でも、最近はそれでもスタータの回りが良くないんだ。
そのあとなんとか合流して、別荘を目指したんだが、これがすごいところにあったんだよ。
高台にあって景色が素晴らしいんだが、狭くて急な道を何度も曲がって行くものだから、案内なしでは絶対にたどりつけないだろうね。
6人が到着したのが夜7時過ぎころだったと思う。
そのあとは大宴会で、かなり盛り上がったそうだよ。
僕らの主は40時間ほど眠っていなかったので非常にハイな状態で、問題発言続出だったらしい。
本人はあんまり覚えていないそうだがね。
途中、別荘に直接来た方が2人いて、その都度だれかが迎えに行っていたよ。
1人は900SS改だったんだが、これが素晴らしいものだった。
僕のような、個人改造仕様とは訳が違うんだ。細かいところまできちんと作ってあって、バランスも仕上げも良いんだな。
この点に関しては、正直、主をうらまないでもなかったよ。
あと、もう1人は普段916に乗っている熱海の方だ。お友達が撮ったというオンボードビデオ映像をお持ちになったそうだ。
結局、主はお風呂の中で失神したりする始末で、夜12時前には眠ったと言うことだ。

青烏賊:もったいないなあ。せっかくの宴会なのに。

神龍:まったくだね。まあ、30歳を過ぎて徹夜はつらかったんだろう。
さて、翌日は朝9時半頃にバイク4台で亀石に向かったんだ。
別荘を提供してくれたLeMan2の方とメルセデスの方々は、後片付けをしてから来ることになった。
今度は宇佐美から登ったんだが、僕らの主は俄然元気な様子だったよ。
途中、軽くスライドしたりしたこともあったが、なかなか良いペースで亀石まで行った。
ここで、今度は900SS改の方が僕に乗ったんだ。
気に入ってもらえたのか、往復15キロ以上乗ってくれたよ。
乗りやすいねって言ってもらえて、うれしかった。
それから、メルセデスのお2人とLeMan2の方がやって来たり、もう1台900SSの方が増えたりXLR250Rの方が来たりして、また大所帯になった。
メルセデスのお2人とは別れて、あとはバイク7台を連ねていつもの「イタリアンでいこうin関東」のコースに入ったんだ。
亀石から伊豆スカイラインを離れて県道沿いに大仁の街に出て、そこからは国道136号線沿いに土肥に向かうというコースだね。
この、大仁で国道に入ったところで1100sportの方が、左折すべきところをまっすぐ行ってしまった。
もちろん、すぐに気づいて戻って来られたんだが、この間に主は900SS改と僕を交換された。

青烏賊:いろいろ乗りたがる男だね、まったく。

神龍:これが実に乗りやすかったそうなんだ。
’90年式の旧SSベースの、原型が判らないくらいの改なんだが、よどみなくスムースに吹けあがるエンジンと直マウントFCRの遊びのないコントローラブルでダイレクトなトルクフィールが好印象で、しっくりと収まるポジションと落ち着きのあるハンドリングとがあいまって、いくらでも攻め込めそうな印象だったそうだ。
さすがにお借りしたバイクで無理はできないから、かなり押さえていたようだがね。

青烏賊:ふーん。そんなに良いのに乗っちゃったんだ。おまえ、売り飛ばされちゃうんじゃないの。

神龍:じょ、冗談じゃない。言って良いことと悪いことがあるぞ。
これに乗せていただいたおかげで、僕らの主はバイクの乗り方とでも言ったようなものが少し思い出せたようで、そこからはまたペースが上がっていたよ。
船原の旧道に入る前に、また僕に乗ったんだが、自制が入っていたとはいえなかなか楽しんでいたな。
土肥の街まで出て、飲み物を買ってからいつもの撮影ポイントを目指して裏伊豆の県道に入ったあとも、良いペースだった。
もちろん、「途方もなく速い」クラスの方々と比べてしまうと全く話にならないのだが、主なりのマイペースで、僕と息を合わせて丁寧かつダイナミックに、と言ったところかな。
それから、伝説の916コーナーを抜けていつもの展望ポイントで撮影会を行った。
ここではあまり長居をせずに、先を急いだ。
なにしろ、次は例の「鯛丼」だからね。
僕たちが先頭を走っていたんだが、僕らの主は途中で道が判らなくなってしまったようで、地図を見たり後続を待ったりしていたよ。
結局、行き過ぎたりすることもなく、無事到着したがね。
お店に入るとき少し待ったが、皆さん無事に鯛丼にありついたと言うことだ。

青烏賊:やっぱり、みんな鯛丼食べた訳か。

神龍:いや、主だけはまぐろ丼を食べたそうだ。
なかなか美味しかったと言うことだ。同時に、割り勘で¥8000の舟盛りも頼んだんだが、これが、中央に大きなカレイだかヒラメだかが乗っていて、ウニやサザエまで付いて来るという素晴らしい内容だったそうだよ。

青烏賊:おれらはガソリンとカストロールRS以外は飲ませてもらえんものなあ。不公平かも。

神龍:まあ、僕はハイオクで君はレギュラーだから、僕の方がやや上等かな。

青烏賊:やかましいわい。

神龍:鯛丼のあと、いつもは伊豆中央道経由で箱根新道に入るんだが、今回はもう充分堪能したと言うことで、そのまま沼津に出ることになった。
そのとき、これから用事があると言うK100RSの方は、急いで1人でお帰りになった。
後で聞いたところによると、この方が用事を済ませて自宅に戻ったのは夜中の3時過ぎだったそうだ。
それから国道136号に入るところで、箱根に戻るXLR250Rの方と別れたんだが、どうもそれで正解だったようなんだ。
そこから先が大渋滞していて、大変だったんだ。国道246号に出るまでは死ぬ思いだったよ。
東名も渋滞していたので246を選んだんだが、どういう訳かそこから先は意外に早かった。
平塚では’97年式の900SSの方と別れたので最後には4台になったんだが、その4台が沼津から大和市の外れに到着するまで、休憩しながらで3時間というところだったかな。

青烏賊:なんで大和なんだ?うちは福生だぜ。

神龍:900SS改の方と一緒に、ドカ屋さんを覗きに行ったんだよ。ここは、この方の行き付けのお店なんだ。素晴らしい900SS改が生まれた場所でもある。
ここは少し変わった店でね、店頭に何台ものパソが置いてあったよ。
さらに面白いことに、店の中央でカワサキの4気筒をばらしていたり、奥にはKZ1300改があったりするんだ。
普通のドカ屋さんはこの系統のバイクは扱わないだろう。

青烏賊:確かにな。しかし、そりゃすげーな。うちの大将、そういうハイブリッドな怪しいテイスト大好きだろ。

神龍:そう。だから、かなり気に入った様子で、今度またゆっくり行こうと思っているそうだよ。
そのあとは、近所のファミリーレストランで夕食を食べて、解散したんだ。
家に帰って来たのが午後10時過ぎだったから、この週末はちょうど48時間耐久と言うことになるね。

青烏賊:タフだなー、おまえら。

神龍:次の週は、「風まかせ」ツーリングと「モーターサイクルショー」に行くそうだよ。

青烏賊:ご苦労なこったな。

神龍:まったくだね。
しかし、「風まかせ」には君が行くようだぞ。

青烏賊:え、そうなの。無茶しないで欲しいなあ。

神龍:主に限ってそんなことはあるまいよ。
そうそう、来月も「イタリアンでいこうin関東」には出るそうなんだが、主が皆さんにお礼と、次回もよろしくお願いします、とお伝えせよと言っていたよ。

青烏賊:行くのはどうせおまえだろ。

神龍:そう言えばそうだね。おや、誰か来たぞ。

青烏賊:し~っ、死んだふり、死んだふり・・・。

————おしまい————-

西川さん@900SS

辛口トークの西川さんが、あなたのカスタムを鋭く批評します!
な、永沢君か?

■2日目のみ参加

藤田さん@XLR250

乗らずのMHR乗り、藤田さん。
そういえば in 関東に一度もイタリアンで来たこと無いんじゃない!!
ヤバイ傾向だなぁ・・・

松井さん@900SS

新車購入後すぐにスタッドボルト折損のトラブルに見舞われたそうです。

3月15日イタリアンでいこうのIN関東に参加するため7:30に家を出発。箱根新道入り口で雨の表示があったが結局降られず。途
中、黄色いBB1、赤の916、黒のM900、最後にMAGNIとすれ違い亀石峠には9:15頃着いたが誰も来ていなかった。
このまま待っていても時間がかなりあるのでちょと峠の茶屋まで往復し10時5分前に亀石に戻りヘルメットを脱いでいたら見たこと
のある銀色の神龍号がちょうどPAに入ってきて後にイタリアンバイク数台とK100が1台がいたので、これだと思い皆さんに挨拶す
ると突然Sport1100に乗る中島さんが「GUZZI、乗ってみます?」と言いつつ荷物を降ろしはじめるじゃありませんか!!!!!
ちょっとちょっと初対面の人にいきなり自分の愛車に乗ってみろとは・・・中島さん!う~ん、いい人だ。
そうしている間に茨木さんの神龍号に西川さんが試乗することが決まったみたいで試乗に行ってしまった。しかし、30分も帰ってこ
ず皆さん心配していましたが、どこまで行ってきたのでしょうか?
それにしてもイタリアンの人たちはああも気楽にバイクの交換試乗会が出来るのでしょうか??後で西川さんの900SSに茨木さん
も試乗していましたし、神龍号の試乗を私にもすすめられるし・・・う~ん、皆さん気さくないい人だ!
ところが突然空から固く白いものが・・・ぎょえ~!!ヒョウだ!!あられだ!!当たると痛い!!見る間に地面が白くなっていく。し
かし、雲が切れ青空もいたるところに見えているのでそう心配無しで皆さんやむのを待っている。
なんだかんだで全員そろい写真を撮って出発。初参加だが皆さんの走りは情報として入っているので最後尾を走るつもりで後ろに
付くと藤田さん、今日はXLR250のせいかもっと後ろで待機。ま、いいかと思いつつ走り出したが最初のコ-ナ-でおっとと、
センタ-ラインを踏んでしまった。私の場合、走りはじめはバイク乗りモ-ドに切り替わらないので慎重慎重。
ところがやはり皆さん飛ばす飛ばす、黄色を判別できない方ばかりみたいで、やむをえず私もやってしまった・・はみ禁エリアでの追
い越し多数。
途中R414に入り損ね路肩で停まった時にヘルメットの前方にポッポッポッポと何かがぶつかって来る???なんだろな??と思
って確認してみると犯人は何と西川さんの900SSの排気であった。3m以上も離れているのに!
R136に入ると中低速のコ-ナ-が一杯!あっという間に藤田さんに追いつかれ、レ-スをやっている人には前にいってもらいまし
ょ!とウインカ-を出し先に行ってもらう。以後私の定位置は最後尾!
途中休憩ポイントでバイクと一緒の写真を撮り一路“鯛丼”へ!これが楽しみ楽しみ!
鯛丼と刺し身を食べつつしばし歓談。それにしても谷脇さん千葉から毎回参加とは!確実に私の2倍は走っている!?とか話して
いる横で茨木さんと中島さん、カルトな話題で盛り上がっている?
私と同じで内気でシャイみたいな本田さんとはあまり話せませんでしたがボストンへ行っても頑張ってください。
昼食後出発、谷脇さんは別途用事があるそうで先に帰り、我々は団体で走行。途中R414への突き当たりで藤田さんは右にその
他の人は左に別れ、左に行った我々はど渋滞にはまる。しかし先頭の中島さん、なぜか人の家にバイクで入っていく??と思った
らあら不思議?ちゃんと裏道を通り東海道を渡ってしまった!?後で聞いたら元地元の人だとか、ありがとうございました。
あまりに渋滞がひどいのでR246を使うことに皆で決め茨木さんを先頭に安全運転。
最後尾は当然、私。途中まだ日があるのに御殿場ではかなり寒く体が固まっていく~?
皆さんとは途中で別れ平塚経由で自宅に到着。ト-タル300km弱のツ-リングでした。
内容について間違いがありました場合は私の至らなさでありますのでご容赦願います。

スナップ集

西湘PAにて

左より、桑森さん、在原さん、EMIさん、GSXR氏

西伊豆山中にて

Lemans CX100 本田号と900SS 茨木号の激しいバトル!?

本田さんちの別荘にて 1

なんと、当日の宿泊地は、本田さんからご提供の本田さんちの別荘@東伊豆でした。
そーいや、深夜、BBSでおなじみの宮野さん@916の乱入もありました。

本田さんちの別荘にて 2

リブレットにをあやつる本田さん。イタリアンでいこうにアクセス。
最近はツーリング中のPCモバイルがトレンド!?