(1)東京~保土ヶ谷PA(第3京浜)
第1集合場所。在原さん、内山さん、不肖・吉澤がここで集う。

(2)~国府津PA(横浜新道・国1・新湘南バイパス・西湘バイパス)
第2集合場所。林さんが合流。藤森さんが見送りに。

(3)~大観山・山頂(箱根ターンパイク)
ターンパイク入り口で上野さんと合流。ターンパイクは言わずと知れた高速コーナーで構成された高速コース

(4)~亀石峠(伊豆スカイライン)
伊豆スカイラインは関東のドカの聖地。適度なコーナーとアップダウンに恵まれたマウンテンコース。

(5)~土肥(136号)
亀石から伊豆スカイラインをおり、修善寺を抜け、136号に入る。136号はタイトなコーナーが続く旧道。400ccはここで頑張っていただきたい。

(6)~伊豆長岡、三島(海沿いの道・伊豆中央道)
よくある海沿いの道。適度なコーナーが愉快。戸田で昼食をとる。

(7)~小田原(国道1号・箱根新道)
ここのR1は一般道にもかかわらず、高速コーナーが続くスリリングな道。下りはトラックが多いので、コーナーでの飛び出しは命取り。新道出口で解散する。


参加者のみなさん

在原孝太郎@916

吉澤さん、本日は風邪気味、いや完全に風邪を引いて熱まであるのに、主宰者としての責任から遅れ馳せながらも保土ヶ谷PAに現れるとは見上げた根性です。お若いながらも敬服いたします。保土ヶ谷で、僕(916)と吉澤さん(db2)と内山さん(db1)の3人。良い音してたなぁー内山さんのdb1。テールツーノーズで走ってると、メット被ってても排圧を感じましたよ。国府津PAで林さん(M400)と上野さん(400SS)と見送りの藤森さん。

まずは、ターンパイクで大観山に登ってから伊豆スカの亀石まで。BBSに「WGPイン箱根」と書いたのがまんざら嘘ではなく、ターンパイクの料金所を出て気持ち良く流していると、あの左コーナーの赤い橋手前で、ミラーにグリーンの内山db1が見る見る迫って来るではあーりませんか。すかさず916を3速から2速に落として1万まで引っ張り、3速にアップしながら次の2車線の右高速コーナーの追い越し車線側をフルバンクさせながらミラーを見ると、さっきまで小さな点だったのが、ミラーの半分を占める大きさまで迫っていました。そこから大観山の頂上まで、2台のイタリアンLツインの咆哮が続いたのは言うまでもありません。(上に着いてリアタイヤを見ればエッジまでフルにバンクさせていました)

しかし、「WGPイン箱根」はここで終わった訳ではありません。伊豆スカに入って、亀石までの料金250円を払ったのを合図に全車スタート。今日はクルマが少なく道が空いているぞーい。フライング気味でスタートした916は、小さい右を回り長ーいストレートの終わりでは160KM程に達し、次の左ヘアピンに突っ込むためフルブレーキング!対向車を気にしながらセンターラインぎりぎりに立ち上がりミラーを見ると、期待通り内山DB1が同じラインを立ち上がってくるのが見えました。こうなると、もう止まりません。亀石PAまで僕の916は、6千回転から1万回転をタコメーターの針が忙しく振り続け、時にはブレーキングでフロントタイヤが悲鳴を上げ、時には荒れた路面でテールスライドしながら伊豆の山中にテルミニョーニサウンドを撒き散らしていました。

亀石PAには、僕と内山DB1が12フイニッシュで到着。少し遅れて吉澤DB2が到着(風邪なのにエライ!)又少し遅れて林M400、上野400SSが到着し、ここで一服。伊豆スカをここで降りて土肥に向かい、内山さんの知ってる美味しいお店で本日のランチ。このお店のイカしゃぶ(僕は聞くのも食べるのも始めて)の美味しい事ったらないの。それに、タイどんぶり!これがまた、こん畜生ってくらい旨い。近ければ毎日ランチに来たいくらい。食後の休憩後、一路東京へ。林さんと上野さんとは小田原で別れ、僕と内山さんと、おーい吉澤さぁーん何処行ったんだよぉー。海老名で暫く待ってたんだぞぉー。

本日、スモール版「イタリアンで行こうin関東」が無事に終了いたしました。本当に楽しい仲間ばかりでした。次回は大勢の参加を楽しみにしております。参加した皆さんお疲れ様でした。

在原さんの916 タイアはブリジストンを選ぶあたりに往年の走り屋の面影が・・・(違うか)

林@M400

20日は皆様お疲れさまです。それでは、ツーリング列の後ろから見た(^^;)ツーリング日記です。

木曜起きてみると天気は良さそうなんで、出発!!
9:00前に西湘Pに着いて朝食。テントの中でうどんを喰ってると、ヤクザな音(^^;)の集団がテントの前を走りぬける。カウルなしのdb2!!、来た来た。

「誰か来ないかな~」と待ちながら休憩。しかし、だ~れも来ないので出発!!

藤森氏@F3がm400のフロントフォークの動きに感心してましたが、それを気が付くほうに感心(^^;)でも、m400のサスって両方ともストロークが短いから、ギャップなどで、すぐに底付きしてるような気がする…

その藤森氏@F3も西湘出口でさいなら~と帰ってしまって、ターンパイク料金所にて内山氏@db1がまとめて支払。

db1/2はここで仲良く給油。そこで出でたる上野氏@400SS
挨拶もそこそこに、いきなり走り出す上野氏@400SS、元気だ!!(^^;)
db1も給油を終わって走り出す。

「そう言えば、た~んぱいくから亀石って高速コーナーが多いんだよなぁ、100Km以上出すの大変だしなぁ、」とか思いながら最後尾を着いていく…

途中で待っていた上野氏@400SS、吉澤氏@db1も走り出し、殿を着いていく。

「なぜ、そこでブレーキングする?」という走りを見せた(^^;)
上野氏@400ssが渋滞車両を裁くのに手間取っている間にパスし、次は吉澤氏@db-2だぁ!とばかり、一生懸命走っているとこちらもやっぱり渋滞車両にひっかかってました。

やっと追いついたぁと思ってもやはり、値段の差(^O^)
次の渋滞までさよなら~っていってしまう。
でも、亀石では止まろうね > 吉澤氏(^^)

なかなか、厳しい走りをしていたため、ぼ~とパーキングの駐車場に入って行くと車止めに乗り上げてドキッ!!こけなくてよかった、よかった。

その後、一般道をテレテレと流しながら、西伊豆スカイラインへ…と思ったら結構狭い道へ入って行く、う~ん、こういうの好きだなぁ、とか思いながら殿をやめて、吉澤氏@db2の後ろへ移動(^^;)

さすがに速度が出ないところでは差も開かないで何とかなりました。(^^;)

ちなみに、上野氏@400ssは本人が言うほど差は開いていませんよ。

合流後は一般道なのでまた、てれてれと殿を走る。だんだん、おなかが空いてくるし、さっきの山道でがんばりすぎた反動で(^^;)その後は終了までテレテレ走りで終始しました。(^^;)
 
途中、内山氏のレポートにも有ったZの後ろを走って気が付いたのですが、Zの後ろを走っているとすごい楽だったんです。

実はM400では自分のラインが取れてないので、前走者のラインを走ってしまう。
#悪い癖になっているのは分かっているのだが、なかなか、直らない(^^;;;;;)

Zは十分な減速後コーナーに入って行くため立ち上がりの速度が十分乗っている。
それに比べると、吉澤氏@db2は限界まで突っ込んで行く突っ込み重視の走りをしている。

別に、どちらも、各々遅いわけではないのだが、安全マージンが安心感となって現れる。

そのZも後ろを走られるのが嫌なのか先行け合図を出したのでこちらは気持ちよく先に行かせていただきました。

そこからしばし、走ると待ちに待った鯛丼!!!!
最初は、鯛の炊き込みごはんを想像していたのだが、出てきてみると、鯛のお刺し身が点子守りのどんぶりでした。う~~~ん、おいしかった。また今度、行こ。
#そういえば、ほかの人にも場所が分かるように写真とって置けばよかった…

食後の走りは、あまり記憶にない。(^^;)
一部には寝ていたという噂も(うそうそ)
 
以上ですが、このツーリング日記に内山氏@db1と在原氏@916の走りが出てこないのは、見えるところで走ってくれなかったためです。(^o^;;;)

在原氏@916は名前すら出てこなかったな(_o_)

在原氏@916といえば、あのバイクの黄色はきれいだったな、BUELLのレモンイエローに近い黄色です。M400の黄色がくすんで見える(;_;)

ps.ツーリングマップル買えましたよ~ > 上野氏

上野伸@400ss

3月20日、AM5:30

意外にも目覚しが鳴り響くより先に目が覚める。
のそのそと窓に擦り寄り雲行きを見る。

おお、いい天気ではないか。

しかし、ちょっと寒そう。伊豆の山ン中走る事だし着てくものは?としばし思案。
下は風除けに、と久々の革パンツ。上はウインタージャケットを着ていこう。

さーて、あとはエンジンかかるかどうかだ。

最近、ちと調子が悪い。気持ちを込めてセルを回す。
いまいちご機嫌ななめの様子だがとりあえずエンジンは回ってくれる。

よかったよかった。

そこでルートを確認。えーと、集合場所は国府津PAだっけ?と地図を見る。
ふむふむ、通いなれた小田厚で行って大磯で降りればいいようだ。さあ、行くべ。

四つ木から首都高に乗り、堀切JCTで6号線へ入る。で、すぐに渋滞にハマる。
げ、なんで?祝日だよ、今日は。うーん、天気いいからみんな早起きなのね。

えーい、くそ。環状線でも渋滞してやがる。

やっと渋滞も抜け快調に走りだしたのは3号線に入ってから。あー、もう疲れちまったよ・・・ったく。

単車の博覧会を様相を呈している海老名SAでガス補給。銘柄はESSO。
許せる範囲の銘柄だ。オイラの銘柄に対する第一希望はシェル、出光である。
第二希望には三菱、共石、エッソ、だ。コ○モ、キ○ナス、には痛い目に遭った
ことがあるからから意地でも入れない。ただし日石はなんだかよく分からない。
 

予定通り、大磯で降りて西湘バイパスに入る。そこで、「あり?」である。
国府津PAって何処?走ってる最中は思考能力半減状態。名前が変わっていることに気が付いたのは通り過ぎてからであった。

あーあ、どーすんだよ。一人でぶつぶつ文句をたれる。

引き返したら時間に間に合いそうもない。しょーがない、ターンパイクの入り口で待ち構えることにした。

んー、なかなか来ないな。まさか別ルート?いやいや、来るのは間違いなかろう。
もうちょい待とう・・・おおーっ!きたきた。西湘バイパス方面から複数の爆音が響いてくる。

目の前をdb1、916、db2、モンスターが過ぎてゆく。この一団だ。
カウルレスのdb2って他にある訳ないよな・・・って、おいおい、そのまま料金所に全車吸い込まれてしまった。
ありゃりゃ。今度は置いてけぼりか?ダメだこりゃ。行かれちまったら、絶対追いつけない。ここはターンパイク、オイラのSSは400だもん。

慌てて、身を固め料金所へ向かう。ここでワタシの強運が発動した模様。料金所脇で皆さん止まっている。

おお、ラッキー。

そこで、すりすりと寄ってゆくワタシ。爆音にはばまれろくに挨拶ができない。
大観山での休憩を確認したら、さっさと出発。どーせ「あっ」と言う間に抜かれるけど。

と、その時、db2が脇に寄って来てホーンを鳴らす。何事か?と思えばサイドスタンドを上げ忘れていた模様。

あちゃー、またやってもうた。よくやるんだ、これ。

よしざわさん、アシ出しっぱなしの後ろ姿にさぞかし焦られたことでしょう。
その節は、ありがとうございました。

ターンパイクでは、400SSのパワーが勾配に負けてます。全開かましても途中でタレるから適当に走る。馬力ないから途中でクルマを追い越すのも面倒。
そこそこのペースで走ってくれてるからこのまんまでいいや。

しかし、M400の林さんは行っちゃった。あらら、一人ぼっちになっちゃった。

ま、いっか。

無理してコケたらシャレにならんし。いつものペースで行こっと。

大観山には大きく遅れて到着。何処かいなーと探す。いたいた、たった4台だけどなんとも見つかり易い集団だ。

そこで、しばし歓談。今日のルートをここで聞く。ふむふむ?伊豆スカに直行して、亀石で降りて、土肥から戸田に向かう?
おー、なかなかハードそうなルートだ。さすが「イタリアンで行こう」だ。

そこから伊豆スカに向かって走る。んー、やっぱりブレーキがバカ。ちょっとでもペースを上げるとダメだ。

ターンパイク十国線に入り、のんびり行きましょ・・・って、何故か林さんが先に行けと合図する。えーん、後ろに付かないでよ、のんびり行きたいんだからぁ・・・。
しょうがないから、少しペースを上げる。が、熱海峠まではクルマも多くあまりペースが上がらない。よかったよかった。

さぁ、伊豆スカイラインだ。え!?林さんは先に行けと合図する。またぁ。オイ
ラが遅いの分かったクセに・・・。でも、すぐに追い越していった。

付いてってみようかな?と色気を出してみるが、やっぱりダメ。一、二度ブレーキの「すか」が来る。まぁ出してる速度に対してコーナーのRはそんなにキツくないから「あらら、またか」で済む。

のんびり行こう。それが性にあってる。

亀石峠で一般道に降りる。むむー、皆さん行く行く。ばんばん追い越してくのね。
あんまり遅れるのも「ヤ」だからオイラもちびっとは抜いてゆく。

あー、疲れる。

普段はこんなことしないから。オマワリさんが恐いもん。だって何処で見てるかわからないんだもん。一度見つかると「ゴメンなさい」って謝っても、許してくれないからなぁ。免許証は大事だし。

その先、船原の旧道では引きずられてうっかりオーバーペース。何度か喉から心臓が飛び出そうになる。

「どわぁ~」、「ぎゃあ~」、「どしぇ~」、伊豆の山々に声にならない悲鳴がこだまする。

「頼むから止まってくれぇ~」

もともとのペースが遅いのも手伝ってなんとかガードレールのお友達にならないで済んだ。

はぁ・・・はぁ・・・。気・気を・付け・なければ・命がもたん・・・。

旧道から無事抜け出た時の感想である。

土肥では、何故か皆さん道端に止まっていた。へ?ああ、ガス補給ね。内山さんが「大丈夫?」と聞いてくる。オイラのは海老名で入れてきてるから大丈夫。このまま沼津までは楽勝だ。

さあ、まだまだハードなワインディングが続く。沼津から戸田までは走ったことがあるから、道のイメージはしっかりとある。のんびり走るからハードでもなんでもなかったりするんだけど。

ここらでは、ちらちらと脇見をする。

んー、青空じゃないからいまいちだのー、とか、あれー?この辺の海の色ってあんまり奇麗に見えないなぁ、とか、おおッこんなトコロに家が建ってる!?とか、
そんなこんなを考えながら走る。

さぁて、そのうちにやってきた昼飯タイム。何処かいのー?と走っていると、
やがて・・・おお、そこか。
4台の派手な単車が歩道に止まっているのが見えた。

オイラのSSも並べて停める。

ん?なして入らないの?あらら、一杯なのね。

しばしの後、内山さんおすすめの鯛丼に有り付いた。「んまい!」である。ビ○ルも
呑んでゴキゲンになる。
しかし、隣のよしざわさんは調子が悪そう。アタマを抱えて唸ってるし、何処からか体温計を取り出して計りはじめる。そんな調子でも、こんなトコまで走って来てしまう。これはもうスゴイ、感服しました。

なんだかんだであっと言う間に時間が過ぎる。食後は表でお昼寝タイム。まだまだ元気一杯のワタシはHPに使ってもらえれば、と写真をパチパチ撮りに歩く。
んー、イタ車の集団なのに赤くない。おまけに主流?のはずのSS系はオイラの400SSただ一台。んー、摩訶不思議だ。

さぁ、後は沼津ICから一気か?と思えば箱根峠へ向かう様子。どっちへ曲がるか読めなかったのでオイラは真ん中の車線でジタバタしてる。あー危ね。

箱根峠で一服の後は箱根新道で山を降り、料金所で解散とのこと。さすがに箱根
の下りはキツい(体力的に)のか?まあ新道で下るのが一番ラクではあるし、料金
所で集まれるし、当然の選択か。

さて、最後に集合写真を撮る。うー三脚持ってくりゃよかった。そこまで考えが廻って
無かった未熟者なオイラである。

さて、無事に終わりを告げたがまだまだ油断は出来ない。ワタシには渋滞と言う強敵が待ち構えている。何時間かかるかなぁ。なんせ東京の向こう側まで行かなきゃならないもんなぁ・・・。

気合を入れて渋滞の嵐に突っ込んで行く。

途中の渋滞の中、在原さんの916にブチ抜かれました。さすが、速い。ワタシには
絶対マネ出来ません。あのスリ抜けは。

あー疲れた。渋滞にもまれた末やっとこさ帰宅。しっかり疲れているハズ。しかし、足は勝手にいつもの飲み屋に向かう。
数時間後、いつもの如くしっかり酔っ払ってベッドに潜り込むオイラでした。

上野さんの400ss カウルのネジはすべてポジポリーニというこだわりを見せる。

吉澤智志@db2

俺は乾いている・・・・
俺は漂流している・・・・

3月16日、懸念されていた天候は、予報通り朝から雨だった・・・・
早朝、参加者のみなさんに、”第1回イタリアンでいこうミーティング in 関東”中止の旨を電話連絡する。
ふぅ・・・

内山さんに電話すると、『せっかくだから、参加予定者で飯でも食おう!』とのこと。

私は心当たりの店に電話をかけまくる、イタリアンな掲示板に告知を打つ、といった地味で細々とした調整を行う・・・・
意外に大変な仕事なのだ!

結局、杉並のピザ屋に決まる。
出席者は、内山さん、在原さん、けいてつさんと林さん。そして私。(在原さんとけいてつさんとは今回初めてお会いする。)
ピザはなかなか美味く、バイクの話を肴に楽しいときを過ごすことができた。

2次会(下北沢)にて、内山さんが、『やはり、走らなきゃ意味ないよ。20日はどう?』

『それでは月曜にプランを掲示板に上げておきます。』と、私。

こうして次の予定が決まった。

月曜日に出社すると(いちおうサラリーマンやってます。)回りは軒並み病欠。

『ふ~ん、世間では風邪がはやっているのだなぁ・・・・』

火曜日になると、この私までもが、なんとも熱っぽい。
仕事を終わらせ、家に着くと、そのままダウンしてしまった。

水曜の朝、頭がボワ~ッと重い。
やられた完全に風邪だ!
明日は大事な第一回ツーリング・・・
とにかく今日一日は大事を取って仕事を休もう。明日までに何とかなるだろうか・・・

一日安静にしていたものの、夜になっても、熱は落ちていない!
明日の参加が危ぶまれる。

3月20日、ミーティング当日。私が朝、内山さんをたたき起こすはずであったが、熱で起きれず。
7時過ぎ、逆に内山さんに起こされる始末。
体温を測ると38度。それでも多少昨日より体調はいい。単に熱に体が慣れただけか・・・・・

8時に、保土ヶ谷に行かなくてはならない。
だるい体を引きずって、db2を引っ張り出す。
結局、8時は20分もすぎた頃、保土ヶ谷PAに到着。
内山、在原両氏は、当然すでに来ていて私の遅い到着とともに、すぐ出発する。

第2集合地点の西湘バイパスの国府津PAに着く。
バイクを止めると、すぐに藤森さんが近づいてきた。お初にお目にかかります。
藤森さんは私と同い年であるにもかかわらず、ずいぶんと若い感じだ。
さらに林さんが、ひょっこり姿をあらわす。

みなさん、バイクを囲んで休憩がてら談笑している。
さて、私はここで、体温チェックをするとしよう。結果如何で、この先、進むかどうか決めよう・・・・
おお、何と、体温が落ちている・・・体調は回復に向かいつつあるのだ!
(実はこれは単なる誤解で、単にバイクで体を冷やされたため一時的に体温が落ちていただけであった・・・・地獄はこれから始まる。)

箱根ターンパイク入り口でドカ400SSの上野さんと合流。
私はここでガスを給油する。
よく知られた事実だが、私はこのところガス欠が癖になっている・・・・
ついこの間も、グッチスポルトのツーリングに参加した際、帰りの高速上で堂々ガス欠をやらかし、御大ジンさんより、直々にガソリンを分けていただくという、おそらく人生で2度とない(はずだ・・・)の経験をした。

なぜ、こうもガス欠するのかというと、それには一応理由がある。
db2のメータパネルは、そのままドカの純正品が流用されている。よって、ドカオーナーなら誰もが見慣れたフューエルコーションランプが、メーターパネルに、そのまま鎮座ましましているのだ。
ここにがある!
db2のタンクはポリエチレン製のビモータ純正品が使われていて、タンク側には燃料の残量をチェックする機能がない!
ダミーのランプにだまされて、誰もが一度、ガス欠をやらかしてしまう。そう、誰もが必ず一度・・・・
ただ、私の場合、走行1500kmで4、5回ガス欠をやらかしているというだけだ・・・・

とにかく、ガス欠はライダー失格だよねー、用心、用心。

ガスも入れ終われば、目の前に広がるは箱根ターンパイク!
db2では初めてだ。
私が勝手に気持ちを昂ぶらせていると、ボボ~ッと上野400SSが一番最初にに出る。
おやっ!?あの400SSはサイドスタンドが出っぱなしだ!
皆でクラクションを鳴らすが、全く意を解することもなく、400SSは行ってしまう。
このままでは飛ぶぞ!ターンパイクの高速コーナーで。
しゃ~ない、400SSを追っかける。
幸い最初の直線のうちに400SSを捕まえることができた。
上野さんは事の重大さを余り分かっていないようだ、キョトンとしている。

目の前を在原916が通りすぎる。よし、私も改めて出発だ。
慣れないdb2でもたもた走っていると、途中のコーナーで内山db1にスコーンとぶち抜かれる。

『内山さんは乗れてるなぁ・・・・』

コーナーでのスピードのノリ方が、私とは一枚も二枚も違う。
あっという間に視界より消える去るのを見送るだけだ。

前にも後ろにも誰も来ていない・・・・
私とdb2は、淡々とコーナーを処理する。

何のドラマもなく、大観山、山頂に着いてしまった。

ほどなく、林M400、上野400SS両氏も山頂に着き、早速伊豆スカイラインに向かう。

伊豆スカに入ると、在原、内山両氏は、ウォーミングアップだろうか、しばらくはそこそこのペースで流している。

が、だんだん車間が開き始める・・・・
休日の伊豆スカイラインに付き物の渋滞車両も、反対車線から、2人は、ガンガン抜きまくる。

私はそういう部分の自信を、どうにも出せない・・・・・無理せず自分のペースでいこう・・・・

伊豆スカイラインには、尾根から別の尾根を見渡すことができる場所がある。
そこから、はるか遠くの尾根で、在原、内山両氏が、ランデブーしているのが見える。
わずかに音(!)も聞こえてくる。(内山db1の排気音量のほどを窺い知れよう・・・・)

『ひえ~・・・、もうあんなところに行ってるのか・・・・』

私自身の名誉のために言っておくが、私のペースも、”バイクは道中、何台も抜いたが、1台にも抜かれなかった・・”というものであったと言えば、お2人の飛ばし様が分かるであろう・・・

亀石峠で伊豆スカイラインを降りる。
つづら折りの旧道(内山さん曰く、サスに厳しい道とのこと。確かに・・・)をぬけて土肥へ。
土肥から海沿いの見晴らしの良い道に入り、途中の見晴らしの良い休憩所でしばしの休みを取る。
何気にdb2のフォークをチェックすると・・・・

なんと!db2のフォークからオイルがじわじわ滲んでいるではあ~りませんか!!

前述のグッチスポルトツーリングでは右ケースカバーからのオイルもれに見舞われたdb2(クラッチシャフトのシールを打ち直した。今回はそれは直っているようだ・・・・)
いちいち、初期トラブルをきちんと出してくれるの~、さすがイタリアン!

休憩の次は昼飯だ!
内山さんお薦めの食物屋があるとのこと。
早速店に向かう。

店に入ると早速検温タイム!
なんと37.8度!少しも下がってな~い・・・・
バイクに乗ってると体温が落ちるのでちょっとは楽になるのだが、室内に入るとみるみる調子が悪くなってくる・・・・
飯を食べはじめると、さらに体温が上がってきて、ますます調子悪くなる。

みな、鯛丼、いかしゃぶ等を存分に味わっていたようだが、熱にうなされた私にとって、生魚は、ただただ、つらかった・・・・しかし、食った。
(次回こそは万全の体調で舌鼓を打ちたいものだ・・・・余談であるが、自宅に帰ると私はひどい下○に見まわれた。これは私だけだろうか・・・・)

午後の部のメインは国道1号の高速コーナーだ。
例の通り、在原、内山両氏はカーンッ!と行ってしまい、すぐに見なくなってしまう。
私もその後をオーバーペースにならない程度に追う。
所々つっかえてる車は道路中央に長々と横たわる黄線をものともせずぶち抜く。
ガンガン行くが、両氏はどこにも、つっかかってていない・・・・
おわっと、急にキャッツアイが!
あぶねーあぶねー、

なんとか箱根新道出口にたどり着く。
ここで解散だ。

小田原厚木道路から帰宅の途につく。
道中、パトカーうんぬんの話題もあるが、それは内山さんのレポートに書いてあるので、ここでは書かない。

最後はお約束のガス欠で締めさせていただきます!
伊勢原インターを超えた頃、ブス~ンとエンジンが落ちてしまう・・・・
あ~、ガス欠だ・・・・この感触、もう何度も味わっているので一発でガス欠と分かる。(当たり前か・・・)
私のわずか前を先行していた在原、内山両氏は、私のスローダウンを気づかず、とっとと行ってしまう。

さいわい伊勢原の出口を過ぎたばかりだったので、出口に向けてdb2を押す。もちろん路肩は逆走だ。
伊勢原出口にdb2を停め、近場のGSまで、歩いてガソリンを買いに行く。

たどり着いた近くの日石GSは、いかにもって感じのあんちゃん達が、仕事の暇を見つけては、自分の車をいじっているようなところであった。

『あの~、上の道路でガス欠起こしちゃって、ポリタンにガス入れてくれないかなぁ・・・・』

『いや~、ポリタンは今無いんだけど・・・・』

といいながらも、あんちゃんは親切にも、4リットルのオイル缶をガスで洗って用意してくれた。
ほんと、道路公団やらJAFの無責任ゴミオヤジどもに比べたら、元ツッパリあんちゃん達の頼もしいこと。
丁寧にお礼を言い、そこを辞した。

しかしながら、おかげで、次回のツーリングに向けての課題ができた。
目標!!ツーリング中にガス欠をしないようにしよう。

結局、今日は最初から最後まで一人で走っていた・・・・
次回は私と同じくらいの速さの人と、抜きつ抜かれつの走りを楽しみたいところだ。
そうベッドの中で熱にうなされながら私は思った。

吉澤のdb2 ケースカバーからオイルもれの経過を見るためにカウルレス。
個人的には新鮮でいいと思っているが、結構不評・・・

内山刑二@db1

3/19(水)AM0:30帰宅する。
んー、今日もこんな時間になってしまったか。

を?
留守電じゃ。どれどれ….。

吉澤さんから三回も….。
いったいどうしたのじゃ。
まあかけてみよう。

プルルル….「はい….よしざわです….」

なんでも風邪ひいて明日はやばいかも、だと言う。
なんだよー、天気予報じゃせっかく晴れだっていうのに。

なになに?
熱がある?
今日は会社休んだ?

次々に泣き言を言う。

表面上は心配するフリをして、

「んじゃー、明日起きてみて体調50%だったらおいで」

ということにした。
 
翌朝、AM7:00に吉澤さんに起こしてもらうことになっていたが、AM6:00に目が覚めてしまう。
7:00を過ぎても電話がかかってこないので、こちらから電話してみる。
すると、

「あ”ー、うじやばさんに起こしてもらったー」

と、チカラ無い応対。
とりあえず、保土ヶ谷PAには来ると言う。

さて、出かけるか。
天気はどうやら大丈夫のようだ。
安全運転で走る。第三京浜入口の上野毛に着いても油温が上がらない。
AM7:45に第三京浜保土ヶ谷PAに到着。
誰か来てるだろうか。

いたいた。鮮やかなレモンイエローの916を発見、其の脇にdbを停める。
が、しかし、オーナーの姿が見えない。

ろ?

イッタイ、ドコニイルノダ….。

そこに、キャップを被りツナギにこれまた鮮やかなマイルドセブンのブルージャンバーを着た在原さんがニコニコしながらこちらにやってくる。
挨拶をしてしばし、この前の下高井戸での残念会での話をしながら他のメンバーを待つ。
話している間に在原さんの携帯に電話がかかってきた。
テキパキと指示を出している。
在原さんは実は会社では今日仕事してることになっているらしい。

「スキなんですねー、在原さんも」

「ええ。そうなんですよー(ニコニコ)」

ところで誰も来ない。
おかしい。
吉澤さんはここからは一番近いはずなのに….。

電話をかけてみるが留守電になっている。
どうやら家は出たようだ。

もうちょっと待ってみるか。
天気はいいのに単車の数は思ったより少ない。
8:20になったので「先に行く」と吉澤さんの留守電に入れておく。
出かけようと思ったその時、御馴染みのカウルレスdb2に乗った吉澤さんがやっと登場した。

「(行くかどうか)迷ったんですけどねー。熱が38℃あるんですよー」

ふん。
来てるではないか。

私はここでも、顔では心配しながら、

「来なかったら後悔したよねー。きっと」

と言う。すると、吉澤さんは、

「….イキマスッ!」

と、決心したように言う。
よし、出発だ。
 
横浜新道はそんなに混んでいなかったが、吉澤さんの赤い顔が忘れられず、そんなに飛ばさず120km/hくらいで巡航する。
在原さんは、さすがに走りなれている。
走行中の殆どの時間、ちゃんと私のdbのミラーにその雄姿を写している。
さあ、新湘南バイパスだ。
油温もそこそこ上がったし、では一発くれてやるか。

びゅーんっ!

200km/hで走る。
ミラーには、横浜新道の時と同じ場所に在原さんの姿が。
んー、やっぱりそうですか。アリハラさん!
ぼくちゃんのdbは両手でアクセル捻ってもこれ以上はでません。
でも、アリハラさんは直線の時も180km/hで周るコーナーの時もいっつもぼくちゃんのミラーのオンナジ場所にいる。
わーん。

出口の信号で、

「アリハラさん、ぼくのはあそこまでですけど、アリハラさんはあそこからですか?」

「そうです(ニコニコ)」

う”ー、付き合ってくれてたのね。

「吉澤さん、大丈夫」

「大丈夫です….。」

ウサギのような赤い眼をしている。
まあいい。まず国府津PAに行こう。
 
西湘バイパスは以前47km/hオーバーで捕まったことがあるのでゆっくり走ることにする。
国府津に着いた。AM8:55。丁度良いではないか。

真新しい白のツナギに赤いジャンパーを羽織った好青年が近づいてきた。
どうもはじめまして。
藤森さんだった。
大事に乗られているであろう、真紅のドカSSを見つけた。
隣にdbを停める。

向こうから、現横浜ベイスターズの駒田徳広選手がやってきた。

なぜここに?

と思ったが、すぐに林さんだと解った。手に見たことのあるデジカメを持っていたからだ。
しばし、皆と雑談・コースの打ち合わせをする。
どうやら今日は5台か。
第一回のミーティングとしてはちょっと台数が少ないがみんな何やってるんだろう。
相模湾が太陽に照らされてピカピカ光ってるというのに。

さて、しゅっぱ~つ♪

「それじゃぼく、オダアツ(小田原厚木道路)で帰ります。夜仕事があるので」

と、藤森さんが言う。

ろ? 今は朝だよ?
一体何しに来たの?
だって、ツナギまで着込んでるじゃないか。もったいない。

まあいい。
無理に誘うこともあるまい。

吉澤さんも体調が悪いので帰る、と言う。
そうか。吉澤さん、さようなら。
すると、やおら体温計(ぷぷ。持ってきてたのね)を取り出し検温タイム。
朝より0.5℃低いらしい。
それを知ると、吉澤さんは「どうやら快方に向かってるらしい」と独り合点し、再びみんなと一緒に走る決意をしたようであった。
 
さあ、ターンパイクに向かおう。

小田原厚木道路の分岐で藤森さんと別れる。
また今度一緒に走ろう。藤森さん。

料金所でガスを入れる。
すると、ドカのSSちゃんが近寄ってきた。上野さんだった。
松戸から来たらしい。途中渋滞にハマッタ、と嘆いていた。
見ると、上野さんは停車時ツマサキ立ち状態。
うーん、渋滞は大変だったろうなあ。
上野さんの合流でまた5台になった。
さて、大観山までGO!

おっと、アリハラさんが行ってしまった。
ぼくちゃんはガスを入れてたので最後に出発。
それーっ!

上野さ~ん、後でゆっくりお話しようねーっ!(びゅーんっ!)
林さ~ん、タイヤの御髭早く取れるといいね!(びゅーんっ!)
吉澤さ~ん、だいぶアクセル開いてるじゃん。(びゅーんっ!)
在原さ~ん、見ぃつけたっ!今いくからねー!(びゅーんっ!…..あれ?)

アリハラさんの916ったら、すんごいアクセル開いてるの。
ぼくちゃん、ここで追いつくはずなのになー。
よーし、もう一回っ! びゅーんっ!
あれれ?

立ち上がりで離されるのはしょうがないけど、いつもなら詰まるところの距離が他の単車を追いかける時よりぜーんぜん短いなー。
これじゃ、アリハラさんのミラーにぼくちゃん写らないよー。
もうすぐターンパイクも真ん中過ぎちゃうしなー。
上のほう行ったらエンジンパワーで絶対負けちゃうから今のうち何とかしようっと。びゅーんっ!

んー、ダメだ。並べない。
おっと、ぼくちゃんのdbのリヤタイヤ、センタラインで滑っちゃったなー。
恐くなかったけど。

うー、大観山着いちゃったよ。(あー、ぶっちぎられなくてヨカッタ)
すげー。アリハラさんって。
派手さはないんだけど、確実に減速、しかもアクセル開いてる時間が長いんだよな。
916でパワーオンで旋回するのって、乗ったことある人ならすんげームツカシイの知ってるよね?
だから、

減速→パーシャルで旋回→立ち上がりで車体を起こしてワイドオープン!

これで結構速く走れちゃうのが916だから、916乗りの人って結構多いんだよね、こういう乗り方が。

ところがアリハラさん、コーナー1/3過ぎたらもう加速しながら周ってっちゃうんだもんなー。
これじゃdbの乗り方とあんまり変わんないよー。
ぼくちゃん、とても勉強になりました。
よーし、伊豆スカでは負けないぞーっ!
 
大観山では写真をちょろっと撮って伊豆スカへ。
料金所まで走る。
ぼくちゃん、まとめてお金払う。

ろろ?
アリハラさ~ん、ちょっと待って~っ!

あ….。
また行っちゃった。

アリハラさん前行っちゃうと、ぼくちゃん追いつけるかどうかワカラナイ…..。

よーし、ここはdbちゃんの得意なコースじゃ、

びゅーんっ!

うーん、ここでもよく開いてるのよ。アクセルが。
ぼくちゃんも916乗ったことあるから解るんだよね。
結構大変なのよ。ここは。

でも、ターンパイクほど差はないな。
なんとかついて行けるもんな。

それよりなにより、アリハラさんの危険回避能力やそのメリハリある走りには本当に感心させられるなー。
ゼンゼン危なくないもの。安心して走れるもの。
ちょっと普通に走って並んだりするのは大変だから、ミスした時にちょっと割り込ませてもらおうと思ったけど、一度もミスしないんだもんなー。

あっという間に亀石PAに到着。

「あー、楽しかった(ニコニコ)」
「内山さん、前ばっかり走ってると大変でしょ(ニコニコ)」
「だから、ここはボクがちょっと前走りました(ニコニコ)」

うーん、そうだったのか。
人の気もシラナイで。
アリハラさん、「ボク」「ボク」って、アリハラさん、44歳だって言ってたじゃないですかー。
奥さん知ってる(゚-゚)んですか?
あんなふうに走ってるって。
バレたら離婚だろうな。まず。
あ、でもそうなったら唯一ぼくちゃんが上回ってるキャリアに並ばれてしまうなー。(ワハハ)

おー、吉澤さんが来た来た。あれ? おーい、こっちだよーっ!
通り過ぎてしまった….。

あ、戻ってきた….。
でもすぐにこっちにコナイ….。
アタマでも冷やしてるのだろうか。
吉澤さんは熱があるので強制的に風を当ててないとダメだったな。そういえば。

お?
林さんが来たぞ。
林さん、排気量のハンデがあるのにも関わらず結構速いなー。
途中我々が抜いてきたバイク軍団よりも先に着いたぞ。
おおー、タイヤのヒゲがないぞー。
どこで剃ってきたのだ。
んー、やっぱ今年はベイスターズはAクラスだな。

上野さんが到着。
上野さんは「速く走る」以外にいろんな楽しみ方を知ってるようだ。
それは、彼のSSのさり気ないモデファイの仕方を見れば解る。
ぼくちゃんも教えて欲しいぞ。上野さんの数々の「単車全国巡り」経験で味わった楽しさを。
 
さあ、ここからは修善寺を抜けて土肥まで走るぞ。
途中の船原トンネルを通らずに旧道でトレーニングだっ!
おおー、今日もいつもと変わらぬつづら折れだ。厳しいのー。
よーし、がんばれっ!
ぼくちゃんのdb!

いくらなんでもここは916には狭すぎるだろう。
ところが、いやー、ついてくる、ついてくる。
アリハラさん、あんた一体ナニモノ….?

ふー、やっと抜けた。
出口でみんなを待とう。

「途中車とすれ違う時、びっくりしましたねー。(ニコニコ)」
「いやー、dbのイイ音いっぱい聞かせてもらいました。(ニコニコ)」

うー、このヒトは….。

よーし、土肥はもうすぐだ。
峠道はそろそろオシマイ。
海じゃ、海じゃー♪

おおー、見える、見える。
船原のあたりでちょっと曇って心配だったが日が出てきたぞ。
(゚-゚)ん? アリハラさんはガス無いのか。(備えあれば憂いなし、ですよね?)
ちょっと休憩するか。

伊豆半島西海岸の土肥~沼津はこれまたサスペンションには「ツライ」コース。
ぼくちゃんも今まで何度もロック to ロック味わったもんね。
さ、ガンバロー!

見晴らしの良い展望台で、本日の大サービス、一人一枚愛車との撮影大会。
(意外と持ってないんだよね)
来年の年賀状にピッタリだぜっ!
上野さんのキャノンが大活躍だっ!

ここでみんなのバイクをゆっくり眺めてみる。

<アリハラさん916>
うーん、どこからみてもエッチな形してるぞ。
これなら奥さんに乗らなくてもいいのではないか。
おろ?
そうか。リヤタイヤは190→180なのか。
サーキットならともかく、峠道はこれで切り返しバッチリなんだと。
やはりあなどれんのー。

<林さんモンスター>
それにしてもキレイにしとるのー。
掃除が趣味だな。林さんは。
でもちゃんと距離も走ってるんだよね。
あのアップライトなポジションとは裏腹にリヤに荷物が積めない(意外だよね)って嘆いてたなあ。

<上野さんSS>
リヤのステップホルダに自製フックが装着されてるぞ。
ステップそのもの、アクセルグリップ等、一見ノーマルに見えるが所謂ヒトとのインターフェースにあたる部分に上野さん好
みのモデファイがなされている。
これは、バイクと接する時間が長いであろう上野さんならではのカスタムだ。深いぞ。
ところが、ボルトの色が真紅のボディカラーに溶けて見事に調和してるぞ。
ポジポリーニらしい。見事な自己主張だ。
「あ! こんなところにも!」と吉澤さんが見つけるたび上野さんはとても嬉しそうだったぞ。

<吉澤さんdb2>
んー、やっぱりカウルつけた方がいいなあ。
撮影の時は人間が立ってフロントが見えないようにしたね?
でもdb2のリヤビューはなかなかセクシーだからまっいいか。
ケースカバーのオイル漏れは直ったようだけど、今度はFフォークのオイルがコンニチハしてるぞ。
さすがサラブレッド、調教がムツカシイようじゃのー。
 
さ、戸田に向かおう。
あと一回井田古墳が見えるところで休憩したらメシだ。
鯛丼を食べるみんなの顔を早く見たいな。
もうすぐだから電話で予約しておこうと思ったが店の名前忘れた。

(゚-゚)ん?
カワサキZ1 or Z2が4本マフラーから発する音を轟かせながら走り抜けて行ったぞ。
そろそろ我々も行くか。

途中工事でダートのところが一個所あった。
さっきのZが行儀よく車の後ろを走っているぞ。
よし、ぼくちゃんも行儀よくせねば。
お?
ぼくちゃんの存在に気がついたようだ。
安全なところで車を抜いて、きびきび走り出したZ君。
んー、でもそこはdbちゃん、いつまでも眺めてるわけにいかんのよ。
はい。コーナーの進入でZ君と車間たっぷり開けてアウトからびゅーんっ!
ちゃんと手も上げなきゃ。
Z君、またねーっ!

ミラー見ると続いてアリハラさんも来てるぞ。
さー、もうすぐ念願の鯛丼&いかしゃぶじゃー。
それーっ! びゅーんっ!

到着ぅーっ!(ハアハア)

ろろ?

一杯で入れないでやんの。
やっぱり予約しとけばヨカッタ….。ぐっすん。
まあいい。陽射しもタップリだし、ひなたぼっこして待つか。
今日もよく走ったなあ。
アリガトウ、ぼくちゃんのdb1。

吉澤さん、ヘルメット脱ぐとそこには文字どおりの「ふくれっ面」が。
なんでもさっきのZ君がブロックしてなかなか抜かせてくれなかったらしい。
でも、そのせいでアタマが沸騰したおかげで風邪のことなんかすっかり忘れてしまったようだ。
吉澤さん、かえってヨカッタじゃないか。
むしろZ君に感謝しなくては。

待つこと20分、さあ、中に入るぞ。
予定通り鯛丼&いかしゃぶを注文。
出てきた、出てきた。
さあ、食うぞー。
(モグモグ….。)

う….うまい….。

「絶品ですねー、これは(ニコニコ)」

誰がそう言ったかはもう御解りですね?

んで、料理ウマカッター。とにかく。(林さん、イカしゃぶが林さんの箸から遠くてゴメン)

さて、ちとアルコールが入ったので港で昼寝する。
横になると、さすがに疲れた。
次回のツーリングの打ち合わせをする。
横を見るとアリハラさんも寝てる。
よーく見ると結構腹が出てるなー。

そろそろ行くかー。

ろ?

カ、カラダガ….。
ウ、ウゴカヌ….。

そーっと、アリハラさんのほうを見てみる。
ゼンゼンなんともなさそうだ。
う”ー、弱音を吐いてどうする。ガンバレ(^o^)ウッキー!

ところが左手首が痛くてしょうがない。
左の向こう脛の外側もツリそうだ。
シフトチェンジが億劫だなー。
 
食事したばかりなのでゆっくり沼津へ。
三島へ向かう伊豆中央道の料金所は一台ずつ通過することになっている。
一台分の料金を入れるとゲートが開く仕組みだ。
最初の分を入れて、と。
アリハラさんに通過のサインを出した。
無事通過。
ところが、時間差で吉澤さんが通過しようとした。
おーい、まだだよー、

おおっとっ!
ゲートが閉まるっ!
吉澤さん、間一髪セーフッ!
係の人が慌てて飛び出してきたぞ。ふう。
吉澤さんはいつもなんかしらクリティカルな話題を提供してくれるのー。(しみじみ)

さてさて、一号線を左に曲がれば沼津ICから東名、右に曲がればR1~箱根。
手首がジンジン痛むぼくちゃんはアリハラさんに聞いてみた。

「どうします? このまま東名で帰りますか? それとも右曲がって….」

「右マガリマショ!(ニコニコ)」

どうやら尋ねる人を間違えたようだ….。
仕方ない、行くかー。

三島~箱根のR1はターンパイクよりも高速なコーナーが続くなかなか面白いコース。
なにより「タダ」なのがウレシイ。
びゅーんっ!….っとイクが、体がイタくて連続したところがうまくいかない。
うーん、消化不良じゃ。
しかも冬期の雪の影響なのか、前回走った時より大幅に道が荒れている。
切り返しはよほど丁寧にやらないと、パワーオン状態で切り返すと飛びそうになるので一拍おいてからアクセルを開ける。
箱根峠で小休止。アリハラさんガス補給。(備えあれば憂いナシですよね:その2)

下の料金所で解散することにして出発。

「ボク、道知ってますから。先にイキマスネ(ニコニコ)」

嫌な予感がする….。

アリハラさん、ばびゅーんっ!(当然)

ああ….。やっぱり….。

えーん、ぼくちゃん休めないじゃないかー。これじゃ。

しょうがないからついていくことにする。
おおー、なかなか見事じゃのー。
意図的にアリハラさんと違うラインを走っていく。
それにしても引っ張るのうまいね。

下でやや待つと吉澤さんが「ブォンッ」と空ブカシして、タイヤが鳴きそうな勢いで停止する。
ヘルメットを脱ぎながら、吉澤さん曰く、

「どうしたらアリハラさんのように安全に、速く走れますかねえ」

「….セ、センスじゃないかな。バイクは(ニコニコ?)」

アリハラさん、やや苦笑ぎみであった。
 
さて、全員の集合写真を撮って、ここで解散だ。
私はアリハラさんと一緒に小田原厚木道路~東名で帰ることにする。
吉澤さん、林さん、上野さんは西湘南バイパス経由で帰るらしい。

有料道路手前でガス補給する。
「備えあれば憂いナシ」だからだ。(その3)

さあ、オダアツと西湘の分岐点だ。
手を上げて合図する….あれ? 吉澤さんがついてくるぞ?
確か「シタミチ」で帰るって言ってたよなー。
うーん、ヨメナイ行動だ。
まさに神出鬼没だ。

オダアツではツイテナイことにパトカーがいた。
しょうがない、ユックリ走るか。(本当はホッとしていた)
ところが吉澤さんはサイレンを回しながら走るパトカーの背後にピッタリとくっついて延々と走り続ける、という意味不明の行動に出た。

んー、実に深い….。

やはり、ぼくちゃんは吉澤さんを理解するのにはまだまだ多くの時間が必要のようだ。
私とアリハラさんは二台でパトカーからたっぷりと距離を置いてランデブー走行した。

オダアツ二つ目の料金所で吉澤さんのキャプチャーに成功、アリハラさんが吉澤さんに何やら話しかけている。
吉澤さんの答えに、アリハラさんは今日初めて(ニコニコ)とは違った表情を見せた。
一体吉澤さんはなんと答えたのだろうか….。

東名厚木ICに到着、ところが待てど暮らせど来てるハズの吉澤さんが来ない。
我々は二台で安全走行していたので、吉澤さんが追いつけないということは絶対にない。
また、我々を抜いていったことも無かった。
アリハラさんと暫く待ったが一向に現れる気配がないのと、料金所に交通機動隊がいたので、当初は寄る予定ではなかった海老名SAで少し待つことにした。

海老名SAに着いたがやはり現れない。
アリハラさんと二人でいろいろ考えた。

結局、

「解散した時は下の道で行くと言ってたからそうしたのではないか」
「熱でテンパッテしまったのではないか」
「でも厚木まで来ておいてそんなことをするだろうか」
「いや、さっきのパトカー追尾という意味不明の行動からいっても今更不思議ではない」
「違うパトカーに捕まったのではないか」

聞けば、アリハラさんがさっき吉澤さんにどうしてパトカーにあんなにくっついて走ってたのか、と尋ねたら、

「(パトカーを)アオッてやりましたよ」

という答えだったという。

私はやはり熱のせいではないか、という気がした。
そうすれば一連の吉澤さんの不可解な行動の説明がつくような気がした。

●注意●
ところで、私はこれを書いている今「一体あの時、吉澤さんに何が起きたか」をシッテイル。
これについては、吉澤さん本人よりコメントがあるはずなので私がそれを「限りなく現実に近い憶測」として唱えるのはおかしい。
 
その後、東名をアリハラさんとランデブー走行、料金所で再会を約束して別れた。
アリハラさんは私より先にギアを入れたので、

「これはイクな。きっと」

と思ったらやっぱりそうだった。
私もdbに跨りアリハラさんの追尾を開始した。
ようやく追いついたと思ったら右側追い越し車線を走るアリハラさんとその直前の車が急減速した。

「おいおい、アブねえじゃねーか、どっちにいくんだよコラ、そこの車」

と思った直後、その車が車線変更、私の前方20mにいきなり1m大の黒い物体が現れたのだっ!

私は超人的反射神経で光の速度よりも速く自分の体の各器官に命令を下し、これを回避したのだった。

ふーっ、

あれは何かバイクのシートに形が似ていたような気がする。
なんだか死ぬ思いをして腹立たしかったのでアクセルをワイドオープンしてしまう。

びゅーんっ!

今日初めてアリハラさんを抜いて前に出る。
アリハラさん、またねーっ!
アリハラさんはそのまま首都高速に乗っていった。
アリハラさん、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。

それと、このような楽しい機会を用意してくれた吉澤さん、本当に感謝してます。
私は吉澤さんのその謎の多い部分に強く惹かれます
いつまでも私にとって「気になる存在」でいてくださることを願って止みません。

内山さんのdb1 パワーハウスカラーがまぶしい。


西湘バイパス国府津PAにて

藤森さんの400F3。今回は西湘南国府津PAまでの見送り。

内山さん、早速食ってます!!

伊豆スカイライン亀石PAにて

伊豆スカイラインを激走してきた直後

昼の休憩

食事の前に、午前中の走りを反省する(ウソ)

食後のシエステ
実は真中の吉澤は、高熱で、既に死んでいる・・・

個性的な尻構えを見せる面々

本日のルートを確認
おっ、上野さん使いやすそうな地図ですね。
旅慣れた僕が、選び抜いたものですから・・・

王者の午睡

デイブ・スペクターの処女作『It’s ONLY A JOKE』仕込みのアメリカンジョークで、爆笑する(ウソ)

ここで解散

みなさん、本日はお疲れ様でした。
左より、在原、吉澤、内山、林、上野