どんなものにも強烈なマニアというものがいるもので、タイヤのついた乗り物も1輪、2輪、3輪、4輪・・・それぞれに飛び抜けた世界があり、その辺のことについては、うるさ型ですれっからしの私でもいまだ新鮮な気分にさせられることが多々あります。

mclean

 その最右翼がモノホイールといわれるジャンルです。日本語で言えば一輪車。またがってペダルでこぐやつは日本でも一般的ですが、正調モノホイールはリムにまたがる形で運転します。

  上の画像のものは、その世界の権威?ケリー・マクリーン(Kerry McLean)氏によるV8エンジン搭載機。225馬力を発するV8ですが、ずいぶんコンパクトなので自動車用の流用ではなく、専用設計かもしれません。(見た目はアメリカンOHV・V8そのまままので、縮小コピーでしょうか?)

1stmonowheel

 すぐ上の画像のものは初めてパテントをとったモノホイールとのことで、1869年製。歴史は結構ある乗り物です。

 さて、まずは新旧、極端な例を見ていただきましたが、次に本命のイタリアン・モノホイールをご紹介いたします。

 これです・・・・

monowheel02

 な、なんとベースはMVアグスタです。(50年代半ばの175CSあたりに見えるのですが・・・クラッシクMVはほとんど知らないので、余計なこと言って墓穴を掘るのは避けておきます)

 WEB上で出所不明として紹介されたこの画像、フォトショップによる合成ではないかとの議論も呼びました。(もし実物があったとしたら、このレベルであれば、しかるべき形で世に出ているはず、という判断)

 私の個人的な判断となると・・・完成されたデザイン、細部の機械的な整合性などを鑑みるに、走行可能な現物が存在する、と判断せざるを得ない・・・いや、実物があっておかしくない、あってほしい!!といったところです。

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 もうひとつ、こんなのもありました。
 これも機械的な整合性はとれているように見えるのですが、座るところがないにしても、せめて足を乗せる場所がないと・・・という感じです。

 なんにせよ、これらのモノホイール、すんごく怖い乗り物・・・骨の一本や二本は簡単に持っていかれる、ということだけは、そのたたずまいだけでわかります。(笑)

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 私にはこのあたりが必要にして十分でしょうか。(これも相当手ごわそうですが・・・)

【追記】

上のエンジン付きホイールは下のように自転車の追加輪として使用するのですね・・・知りませんでした。てっきり、それだけで独立したものだと思い込んでおりました。

1918 Smith Motor Wheel