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 私は好きなバイク、3台目の紹介になりました。この辺で私のバイクの好みの傾向を説明しておきます。

 まず4ストであること。

 理由に、2ストとの出力特性とかの違いもあるんですが、やはり4ストエンジンのルックスが好きなんです。空冷でも水冷でもOK。気筒数も限定しません。そう、ルックスがよければ・・・

 パワーは当然、あればあるだけいいけれど、シングル、ツインならば、80ps/Lは欲しいかな。600ccシングルなら48ps、750ccツインなら60馬力、900ccなら72psといったところ。たいていの市販ノーマル・エンジンでクリアできますね。4発なら120ps/L位はたたき出して欲しいですね、重い分。750ccで90馬力、1200ccなら144馬力。ちょっと古めのエンジンだと意外に厳しい数値だと思いますよ。(あ、以上は後輪出力の話です。)

 それと、長い期間磨かれて熟成しきったエンジンを希望したい。まず、それだけ名機であることの証明であり、そして周辺情報(改造のノウハウとか)、パーツがたくさんあるのは楽しいですよね。具体的には、シングルならホンダXL/XR系。ツインならドカ。4発ならスズキの油冷系、ルックスがいい。ゼファー750のエンジンのルックスも悪くない。

 そうそう、吸気はキャブがいいな。レーシングキャブであるFCRが誰でも簡単に手に入る現在の環境に感謝します。

 エンジンよりも重視したいのは、足回りとフレーム。

 足回りは最新トップエンドでありたい。タイヤも最新のを履きたいですね。ここだけは新しければ新しいほどいい。

 フレームはパイプフレーム、できればトラス構造。素材もクロモリ鋼希望。ええ、レプリカ世代ですからね、アルミツインスパーも嫌いではなんです。ホンダの目の字断面、グッときたりします。

 カウルはあっても無くてもいいんですが、いかにもっていうカッコ良さよりも、ファニーさを重視します。由良卓也タッチが好み。無限のホワイトブルみたいな。

 以上、総合的には軽いバイク。ビッグツインで乾燥160kg台(公道仕様)が理想ですが、厳しいかなあ・・・

 ああ、長くなりました。で、今回選んだコモンウエルス・ホンダは上記の条件にかなりマッチしており、このバイクを始めて見たとき、こういうバイクが欲しいんだよ!!(まだドカに乗っていないころでした)と思わず力が入ってしまったことを思い出します。

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 エンジンは、AMAのダートトラックで長らく王者に君臨したハーレーXR750の刺客として、HRCが送り込みチャンピオンを奪取したRS750Dの純レーシングがベース。誰でも買える物ではないが、買えば当時$8,500(エンジンのみ)だそうです。

 フレームはこのエンジンのために英国カフリーでワンオフ製作されましたが、ホイールベースは1460mm!!もあります。足回りは市販レーサーRS500のもの。乾燥重量は155kg。

 バイクは87年のデイトナBOTTでデビュー。当初はもろもろのトラブルで結果が出せませんでしたが、88年のデイトナ(クオンテール・コスワースが優勝した年)では残り5周にエンジントラブルでリタイアするまで、トップを走行。89年、ついにAMAのプロツイン・シリーズチャンピオンになるに至りました。

 この稿を書くために当時の記事を読み直しましたが、今見ても、いいですね~