当方知りませんでしたが、カワサキにも社有ミュージアムがあり、カワサキワールドというそうです。ただし、そこは、オートバイだけを並べたものではなく、川崎重工業として鉄道車両や船舶などを総合的に展示しており、オートバイ展示は”モーターサイクルギャラリー”としてその一部をなすとのこと。
今回は、当ブログの一連のミュージアムシリーズを見られた関西出身の第3の男・C氏より「カワサキならあるよ」とお声を掛けていただき、ありがたくご提供いただいたものです。
1967 KR-2
カワサキ初のロードレーサー。
デイブ・シモンズが、西ドイツGP、マン島TT、ダッチTTに優勝し、カワサキに初のWGPタイトルを与えた。
水冷2スト2気筒 ロータリーディスクバルブ 124cc 30~34馬力
1969 250A1 Samurai
サムライは対米輸出仕様の名称。
空冷2スト2気筒 ロータリーバルブ 247cc 31馬力
1969 500 MACH III
世界最高速を目標に北米をメインマーケットとして開発、販売された。
空冷2スト3気筒 ピストンバルブ 498cc 60馬力
1979 Z1300
1978年ケルンショウにてデビュー。1989年まで製造が続けられたロングセラーモデル。
水冷4ストローク6気筒 DOHC2バルブ 1286cc 120馬力
1981 KR350
KR350は、WGP350ccクラスへの1978年の参戦開始から350ccクラスが廃止される82年までの5年間、日本の他メーカーの本格的なワークス参戦がなかったこともあって、1978年と79年にコーク・バリントン、81年と82年にアントン・マンクと、4回ものチャンピオンを獲得した。(ちなみに80年のチャンピオンはBimota YB3(TZ350エンジン)を駆るプライベーターのジョニー・エクロード。アントン・マンクは2位。コーク・バリントンは500ccクラスにステップアップしていた)
水冷2スト2気筒 ロータリーバルブ 350cc 72馬力