２人の天才が魅了されたホンダ

　バイクは私が南アフリカに住んでいた時に始めた。16歳になると、「うなりバイク」と呼ばれる小さな50ccに乗ることができたんだ。￡10と引き換えに、私は中古の50ccのマセラティを得て、そこいらじゅうを乗りまわした。実のところ、ちょうど今月、駆け出しのころを私に思い出させてくれるよう、自宅のワークショップ壁に掛ける用に、それを買ったところなんだ。

　1981年、私がブラバムの技術監督だったとき、ドライバーはネルソン・ピケで、彼はジョイ・ダンロップのマン島レプリカのVF1000Rを、感謝の印として私に贈ってくれた。私はかなり長い年月、それを持っていた。その後、私はドゥカティに入り始めたんだ。

私は750F1を手に入れた。それをオーダーしに本社工場まで行ったんだ。次に888SP1、そして今は916SP4を所有している。私はVFを売ったが、それは単に私があまりにも多くのバイクを持つようになったからだ。私はトレイルライディングをしていたので、一山ほどのダートバイクを持っていた。それらすべてに乗っていたわけではないので、私は1台のツーリングバイクと1台のレース・バイクまでに台数を減らすことにした。それらのダートバイクとは別に、私はまだ至る所にバイクを所有しているんだ。今、長距離用の1300ccのパンヨーロピアンと楽しみのためのドゥカティを所有している。私は集めることは好きではない。12か月間、乗らなかったものは、売るか、壁に掛けるかしている。

私は自分のミュージックルームの壁にGPバイクのTZ250を掛けている。私は1995年のマン島TTレースにそれで参戦したんだ。私は10年間休むことなくTTレースに行っている。無秩序ギリギリのTTレースを愛している。壁にそこでレースしたバイクを掛けてみたかったんだ。仲間がTZを見つけ言ったんだ。「なんで、そいつを自分のチームカラーに塗って、マン島TTに参加しないのかい？」と。まさに私はそうしたんだ。我々はニュージーランドの若者をそれに乗せ、彼は22位に入った。バイクはそのとき9年落ちだったことを考えれば悪くない結果だった。

最高のバイクの思い出は？

TTレースにいた年のいつでも。私はTTを愛している。ライディングという点では、初めて916に乗ったとき。当時、SPSは箱で届いたんだ。自分で組み立てなければならなかった。私は、今だ自分の手を汚すことを楽しんでいるよ。