ベルギーのヘルメットメーカー、LAZERをご存知でしょうか?

当方も、70~80年代の世界耐久選手権に出場しているライダーなんかにかぶっている人がチラホラと見受けられるという程度の認識でしたが、オートバイ用の他、自転車用、その他スポーツ用なんかも扱っていて、日本ではなじみが無いですが、ヨーロッパでは有名なブランドなんだそうです。

で、ここんちの広告が、おもしろさでその筋の世界では評価が高いと聞き、今回、ちょっと集めてみたわけです。

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まあ、わからなくも無いセンスなんですが・・・正直、どーなの?おもしろいの?って感じです。

日本のメーカーは、ヘルメット以外でも、こういった漠然としたイメージ広告はあまり作らないですね。日本の消費者は、広告からでも具体的な商品の情報が欲しいと思うからでしょうか・・・

私において、印象深かったゆえに記憶に残っているものは、80年代初頭のアライの広告ですね。片山敬済だったかな・・・彼が語る形で、『以前かぶっていたヘルメットでは、(頭への衝撃で)すぐには立ち上げれなかったような転倒でも、アライをかぶるようになってから、すぐには立ち上がれようになった』という旨のコピーでした。

ちなみに、片山が以前かぶっていたヘルメットはイタリアのNAVAですね!(笑)当時のNAVAの帽体はポリカーボネート製で、当時も今も、アライが採用していたFRP製の帽体に比べれば、耐衝撃性において劣るものであったのでしょう。

片山がNAVAのヘルメットを脱いだのは1982年、NS500に乗るようになってからでしょうか?(NRで苦戦していた頃は、まだNAVAでしたから)そういえば、このとき、ホンダワークスのチームメイトだったマルコ・ルッキネリは、”まだ”NAVAでしたね。(後に彼はagvにスイッチします)

とここまで書きなぐって、はたと思いついたのですが、そういえば、片山はSHOEIユーザーだったよなあ・・・ということはSHOEIの広告?いや、覚えているのは間違いなくアライとしてだったから・・・ということは、片山が語る、というのは私の記憶違いということになるな・・・

どこかで片山がNAVAのヘルメットは日本製(SHOEI)に比べ、頭にくる衝撃が強かったという話をしていることは確かで、それと同じようなことを言っていたアライの広告が、頭の中で関連づいて、同一化されたわけなんだろうね、きっと・・・

長々と横道に逸れてしまいました。閑話休題。

以下の動画は、意外に知られていないアライのTVCM。1984年というと、バイクブーム絶頂期で、同じく絶頂期だった平忠彦は大人気、ヘルメットも売れまくって頃。アライもこういうことにお金を使える余裕があったのでしょう。

実を言うと、当時、このCMを見た記憶が無い・・・

平選手といえば、1985年から、資生堂のTECH21(8耐チームのスポンサーであった)のTVCMにも堂々、登場!!このCMは全国放送でバンバン流れてましたねえ!若き平氏は、冷静かつ公平に見て、TVの露出でも見栄えのするルックスを有しておられました。

Youtubeを探せば他のバージョンも見つかると思います。当時の私といえば、せっせと”男をチューンナップ”してましたよ、TECH21で!もろに影響受けてましたから。正直いうと、TECH21の甘ったるい匂いは、私の好みではありませんでしたが。そう考えると、モータースポーツにおける広告効果は間違いなく高い、と思われます。