以前、こちら ( http://www.italian.sakura.ne.jp/sons_of_biscuits/?p=1084 )でご報告した、コモ湖畔のマンデーロ工場閉鎖に対するピケが張られているという暗いニュースから一転、工場は存続、1,200万ユーロが新型バイクの開発に投資されることが決定したという件の続報とも言えるニュース。
現在開催中の Eicma(ミラノモーターサイクルショー)で Moto Guzzi は3台のコンセプトバイクを展示。
その3台は、V12 LeMans、V12 Strada、V12 X。
デザインには、ミゲール・ガルーツイ( Miguel Galluzzi )とピエール・テルブランチ( Pierre Terblanche )の手が入っている。
エンジンは110馬力を発する空冷8バルブエンジン。
デザインの80%はそのままで生産に取り掛かかることができる、とはテルブランチの弁。
よく知られているように、ガルーツイはドゥカティ・モンスター、テルブランチは999をはじめとする最近の一連のドカのデザイナーだった人物。
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2009/November/nov1009-Milan-show-Moto-Guzzi-concepts-80-production-ready/?&R=EPI-120046 および http://www.mc24.no/article.php?articleID=2255&categoryID=222 より
V12 Le Mans
タンク(カバー)&シートカウル一式がこのようにチルトするのは、メンテナンスを考えると非常に魅力的。
ガソリンタンクはリッドの位置を考慮するとフレームと構造を共有するのかも・・・
V12 X
V12 Strada
マッシブ but コンパクト。私好みのいいデザインだなー・・・最近のバイクに興味を持てなくなっていた昨今ですが、これは素直に欲しい!と思わされました。
ここ( http://www.italian.sakura.ne.jp/sons_of_biscuits/?p=951 )でも書いたとおり、ドカではいまいち評価の低かったテルブランチ・デザインも、基本的な造形は悪くないんだな。毎度、ヘッドライトですべてを台無しにしてしまう・・・このライトも保安基準的に、絶対このままでは出せないから・・・市販されるにしても必ず改修の手が入るわけで、心配どころです。
Moto Guzzi は、他に新型の V7 Clubman Racer および1200cc・8バルブエンジンを持つ Norge GT 8V を2010年モデルとして公開しています。
V7 Clubman Racer