1/25 Bandai/Mongram/Aurora Ferrai 250GTO
最古の250GTOキット。大元はオーロラが1964(昭和39)年にリリースしたもの。
1977年のオーロラ廃業で、この決して出来の良くないキットの金型は、モノグラムに引き取られ、モノグラムは自社キットとして販売した他に、バンダイにOEM提供も行いました。当時、バンダイは、この古典キットを神をも畏れぬ2,500円という超高価格で販売したのです。
多少のプロポーションの難点は目をつぶるにしても、ヘッドライトとフォグランプ、ノーズダクトの形状に致命的な欠陥があります。
このキット以降、長らく250GTOのインジェクションキットのリリースはありませんでしたが(ガレージキットではしばしばリリースされていましたが)、1980年代半ば、突如グンゼが250GTOのキットを世に出したのです。
その意欲的なキットは、マルチマテリアルというハイテックシリーズ特有の作りづらさ以上に、(250GTOを好むようなうるさ型のマニアから)ボディの造形に難あり、との厳しい評価がなされてしまいました。
まもなく、イタレリが(1988年頃)、
さらにはプロターが(1989年頃)、立て続けに250GTOを新規金型でリリース。
どちらもエンジン付きのフルディスプレイモデルという豪華な布陣でした。これら3社のキットが揃うと、イタレリが「決定版」と評されるようになりました。
レベルのキットもありますが、60年代にリリースされたスロットカーボディの流用なんかではありません・・・
が、新規金型では決してなく、初期モデルはイタレリOEM、
現在販売されているのは、プロター廃業で引き継いだ金型を使ったものなのでご注意。
さらには21世紀に入って(2008年)、フジミが新規金型で参戦しています。(最後発のフジミが新たな「決定版」との下馬評?)
http://modelcarshirobom.syanari.com/029-250gto/250gto.html