1/24 SMER – Alfa Romeo TYP 158/159 “Alfetta”
現在、チェコのSMER社製として手に入る1/24グランプリカーシリーズ、1950年代末の英国の「メリット」がそのオリジンである。
「メリット」は、ロンドン中心部から20㎞ほど北にあるハートフォードシャー州ポッターズ・バーで1930年代に創業した玩具メーカー「J&Lランドール」社が展開する玩具ブランドのひとつである。
メリットのプラスチックキットは、J&Lランドール社の黄金期といえる1950年代半ばに突如として登場した。1/48の飛行機シリーズ、1/24の自動車シリーズ、1/500から1/24までの艦船シリーズがラインナップされた。
1/24の自動車にはレーシングカーとクラシックカーからなるが、レーシングカー全14種は、1957年式に11種、1958年に3種がリリースされ(クラシックカーは5種)、驚くほど短期間での市場投入となった。
●1957年発売11種
4600 | アストンマーチン DB3S | 1956年式 |
4601SK | アルファロメオ 158 | 1950年式 |
4605 | コンノート Bタイプ シラキュース | 1956年式 |
4610 | クーパー 500 Mk.IX | 1956年式 |
4615 | ランチア・フェラーリ V8 | 1956年式 |
4620 | ジャガー Dタイプ | 1954年式 |
4624SK | タルボ・ラーゴ T26 | 1949年式 |
4625 | ロータス 11 | 1956年式 |
4630 | マセラティ 250F | 1956年式 |
4635 | メルセデス・ベンツ W196 | 1955年式 (1954年式を誤認) |
4640 | ヴァンウォール VW4 | 1956年式 |
●1958年発売3種
? | BRM P25 | 1956年式 |
? | マセラティ4CLT/48 サンレモ | 1948年式 |
? | ゴルディーニT-16 F2 | 1952年式 |
アルファロメオ158およびタルボ・ラーゴT26のキット番号末尾のSKは「スーパーキット」の略で、その2つのキットのみ、取り外し可能なボンネットフードの下に簡素な表現ながら、エンジンが再現されていた。
メリットのキットは、どのモデルも共通デザインの箱(それでも最低2種類存在する)に入っている。
そのため、中のキットの種類を知るには、箱側面に貼り付けられた小さなラベルを注意深く確かめる必要がある。
スーパーキットのみ、後に個別のボックスデザインが与えられた。これらスーパーキットの息は長く、SMERでは2022年現在も現役であるが、過去にアトランティス、ミスタークラフトでも再販されている。
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