1/25 ELDON / Nichimo / Doyusha – THE INVADER
「エルドン」社はカリフォルニア州ホーソーンに存在した玩具メーカーで、同社のスローガンは 「Just for the fun of it」。最盛期にはカナダ、イギリス、日本、オランダに拠点を置き、テレビおよびラジオでCMを流すほどであった。
エルドン社は、北米におけるスロットカーのパイオニアであった。同社は、大衆市場向けの家庭用スロットレースセットをヒットさせ、スロットカーの普及に大きく貢献した。
そのスロットカーはタカラトミー製で、他にもタカラトミーの玩具「ビリー・ブラストオフ・ライン」シリーズをヒットさせている。
エルドン社は、60年代後半、コックス社に買収され終焉した。
インベーダーは、1967年にアメリカの「ボブ・レイズナー」(Bob Reisner)によって作られたショーカーの一台で、2基のポンティアック400 V8エンジンを搭載しているのが特徴である。
キットは、エルドン社が1969年に発売したものがオリジナルだが、
その金型はニチモに渡り、
さらに童友社に渡ったという経緯がある。
エルドンのフルラインナップは以下の6種。(「バスタブ」のみ「ジョージ・バリス」(George Barris)の作。他5種はボブ・レイズナーの作)
「日本プラモデル50年史」によれば、ニチモからは以下の3種類がリリースされ、
童友社からはエルドンのフルラインナップと同じ6種がリリースされたことになっている。
しかし、「サンド・ドラッギン」だけは情報が見つからず、リリースされなかったと思われる。