ロータリーエンジンのオートバイ [ 2 ]
さて、ようやくここから本編です。 1951 NSU 1961 NSU 1961 KKM150 150cc study PRIMA 1960 IFA/MZ KKM 175W 東ドイツのIFA VEBは、東側陣営に組み込まれた旧BMW・アイゼナハ工場を母体とし、BMWやDKWの技術資産を継承しています。 IFAは、DKW系技術となる2スト・エンジンを積む、自社のトラバント(Trabant)やヴァ […]
ロータリーエンジンのオートバイ [ 1 ]
えーと、今回のテーマはロータリーですか。 これこれ、ブルボンのホワイトロリータ。発売は、なんと昭和40年(1965年)だそうです。驚異のロングセラー!! と、軽いジャブを飛ばしたところで、本題です。 日本では、マツダがそう呼ぶことを推し進めたことから、ロータリーと言われる、そのエンジンですが、発祥の地であるヨーロッパでは、実用となる原型を考案した人の姓から、ヴァンケル・エンジンと呼ばれます […]
アンチスクワットを発見する??
和歌山 利宏 1954年滋賀県生まれ。国際A級ライセンス所持。F-1マシンの開発、タイヤ開発のテストライダー等をつとめた。現在、フリーのジャーナリスト。 (1987/6) ライダーのためのバイク基礎工学 (1989/1) ライダーのためのバイク進化論―バイク基礎工学パート2 (1990/6) ライディングの科学 (1992/4) 図説 バイクのメカニズム (1993/12) サーキットライディング […]
Drysdale Godzilla
下の画像のエンジンは、オーストラリアはメルボルンのイアン・ドライスデイル(Ian Drysdale)氏率いるドライスデイル・モーターサイクル社が製作した Godzilla V-Twinで、現在、試作段階にある。 ドライスデイルはヤマハFZR400のヘッド&シリンダーを2基使ってV8としたドライスデイルV8(750ccおよび1000cc)を世に出し、有名となったが、その後もいろいろと興味深いエン […]
イセッタに乗って – [ 4 ] (イセッタの追従者たち)
イセッタの追従者たち 1956 – 58 Heinklel kabine イセッタ、メッサーシュミットKRがキャビンスクーターの両巨頭というのは異論のないところでしょうが、その次点につけているのがハインケル・キャビーネといえましょう。戦後、航空機生産を禁じられたドイツの航空機メーカー、ハインケルはスクーター生産などで当面の糊口をしのいでおりましたが、当時のスクーターメーカーの多くがそ […]
イセッタに乗って – [ 3 ] (BMW 700)
1959 – 1965 BMW 700 50年代、常に経営危機のさ中にあったBMWは、イセッタのささやかな成功で延命を果たしていたものの、1959年、ついにダイムラー・ベンツによる吸収合併が避けられないものとなりました。これは実行寸前に回避されますが、その同じ年にデビューした700は、総生産台数18万8千台とそれまでのBMW車で最多を誇り、この700の成功と、続いて1962年にデビュ […]
イセッタに乗って – [ 2 ] (BMW 600)
1957 – 1959 BMW 600 1957年、前面ドアといったイセッタらしさを残したまま、ボディおよびエンジンの大型化を果たした600が発売されます。正式名称にイセッタは付きませんが、600をイセッタと呼ぶことに抵抗がある人は少ないと思われます。 下は、600のプロトタイプとされる画像ですが、真偽は定かではありません。 画像を見る限り、前面ドアではありません。左前ドアと右後 […]
イセッタに乗って – [ 1 ]
横浜は都筑にある家具量販店IKEAの駐車場には、場所柄?、なかなか個性的なクルマが停まっていることが多いのですが、今回、イセッタを見かけました。 大きなライト、左右フェンダーに張り出たバンパーなどから判断するに、US仕様でしょうか? ブローバイホースあたりからか、オイルが垂れており、フロアに染みを作っています(笑) 扇風機が実働っぷりを物語っています。 西岸良平氏の『三丁目の夕日・夕焼け […]
クロスプレーンクランクシャフト
270度クランク #以下ヤマハの技術資料より抜粋 “GENESIS思想”を受け継いだコンパクトなツインエンジン ■背 景 エンジンのトルクは、爆発力が生み出すトルクと、ピストン上下動の慣性力が生み出すトルクの双方が重なり合う“合成トルク”として絞り出されています。この合成トルクは多気筒エンジンの場合、各気筒の点火順序や点火間隔でキャラクターが異なってきます。 一般に4ストローク2気筒直列エンジンは […]
燃焼室形状とバルブレイアウトの話 [ 9 ] – スリーブバルブ
スリーブバルブ ポペットバルブスリーブバルブスライドバルブロータリーバルブ (例)OHSVオーバーヘッドスライドバルブ 1905年イギリス2本のスリーブバルブ(上下動のみ)高級自動車用(タペット音がしない)1930年代に一時、消滅 1940年代に航空機用として復活各社手を出すがモノにしたのはブリストルのみ(ロータリーエンジンに似ていますね)ブリストルの技術供与を受けネイピアも生産する スリーブ1本 […]